そのニオイ、肌トラブル。もしかして間違った体の洗い方が原因かも！

アナタの体の洗い方、ずっと自己流のままではありませんか？　何気なく続けているその洗い方が、体のニオイや肌荒れの原因になっているかもしれません。洗い方一つで肌は変わります！　今こそ正しい洗い方をマスターしましょう。

教えてくれたのは…
▷野村有子先生
野村皮膚科医院院長。肌トラブルの治療はもちろん、その原因となる生活習慣や環境にも目を向けた丁寧なアドバイスに定評がある。『図解 スキンケア 正しいスキンケアから皮膚病治療へ』（南江堂）など著書多数。

こんな体のお悩み。原因は体の洗い方にある？

体のニオイや肌のトラブル。こんなことが気になっていたりしませんか？

【よくある体のお悩み】

・背中だけ思春期！？いまだにニキビ発生中
・加齢臭！？自分から枯れたニオイが！
・どこかしらがかゆくて赤い
・ひじ、ひざが黒くてゴワゴワ
・パンツを下ろすとモワッとニオう
・お風呂上がりは全身突っ張る！
・すねがガサガサ。夏でも粉ふきいも状態
⇩
【実は間違った洗い方が原因かも！】

・肌質無視でボディソープを選ぶ
・しっかり泡立てずに洗う
・デリケートゾーンもゴシゴシ洗う
・シャワーの設定温度を気にしていない
・保湿は冬しかしない

肌トラブルは「洗う」「潤す」の見直しを

「体の洗い方に細かいマニュアルはありません。でも、やってはいけないNGな洗い方や潤し方はあります。それが原因で、ニオイや肌トラブルを引き起こしている人も多いですね」と話すのは、皮膚科医の野村有子先生。

なかでも多いのが、自分の肌に合っていないソープを使っているケース。「乾燥肌なのに、家族と共用の普通肌用ソープを使っているせいで、夏でも肌がカサカサという人も。本当は、家族それぞれに専用のソープがあってもいいくらいです」

肌質は人それぞれ違うため、全員に共通する〝正しい洗い方〞は存在しないそう。トラブルがなければ、今の洗い方で問題ないと考えてOK。
「ただし、年齢や季節の変化で、肌の状態は変わっていきます。洗い方の基本やソープ選びのポイントを知っておけば、そのときの自分に合ったケアが見つけやすくなりますよ」

まずはここから！自分の肌質に合うソープを選ぶ

肌タイプは大きく分けて4つ。チャートテストでチェックを。ちなみに、泡タイプのソープなら、泡立て不足を避けられて◎！

【乾燥肌用】
潤いを奪い過ぎない低刺激のものを
洗浄力が強いタイプだと、皮脂が取れ過ぎてしまい、かゆみや粉ふきのもとに。保湿成分が入った洗い上がりがしっとりするものも試してみて。

【普通肌用】
香りや洗い心地が好きなソープを
安定した肌状態。ソープは洗い心地や香り重視で選んでOK。紫外線や乾燥で乾燥肌や敏感肌に傾くこともあるので、肌の状態を観察して。

【脂性肌用】
さっぱり洗い上がる洗浄力が強めのものを
皮脂がしっかり落ちる、洗浄力が強めのソープがおすすめ。背中などのニキビが気になる人は、殺菌成分配合の薬用ソープを選んでみて。

【敏感肌用】
昔ながらの釜だき製法で作られたものが安心
天然油脂を原料に「釜だき製法」で作ったソープが◎。油脂に含まれるグリセリンによって、洗い上がりがしっとり。低刺激のものもおすすめ。

編集部おすすめ 例えばこんな商品を！

【肌タイプ】乾燥肌、普通肌、敏感肌
無香料＆無着色！植物性アミノ酸系洗浄成分配合
肌荒れを防ぐ薬用処方。適度な洗浄力で、洗い上がりの肌しっとり！　ミノン全身シャンプー 泡タイプ500ml ￥1,628（編集部調べ）／第一三共ヘルスケア　0120（337）336　医薬部外品

【肌タイプ】普通肌
洗っている間にもこもこの濃密泡が増え続ける！
もこもこ泡成分配合。洗っている間も、濃密なまま泡が増える！　hadakara 泡で出てくるボディソープ550ml ￥770（編集部調べ）／ライオン　0120-556-913

【肌タイプ】普通肌、脂性肌
1プッシュ500万個の極小泡が毛穴の皮脂をやさしくオフ！
肌の炎症を抑える薬用有効成分を配合。薬用 ダヴ ニキビケア 泡ボディウォッシュ なめらか素肌 540g ￥748（編集部調べ）／ユニリーバ・ジャパン　0120-110-747　医薬部外品

【肌タイプ】乾燥肌、普通肌、敏感肌
原料は水と石けんのみ。きめ細かい泡でさっぱり洗い上がる
グレープシードオイルを原料に使用。香料、着色料、酸化防止剤不使用。無添加ボディソープたっぷり泡ボトル 570ml ￥1,122／シャボン玉石けん　0120-4800-95

＊　＊　＊

顔の洗い方や洗顔料選びにはこだわっていても、体の洗い方やボディソープ選びはさほど意識していない…という人も多いはず。この機会に、体のほうにももう少し気を配ってあげましょうね！

イラスト／別府麻衣　編集協力／及川愛子

文＝高梨奈々