【B-Flowの軌跡】みんなでやれば怖くない！ コミュニティで取り組むダイエット

YouTubeチャンネル登録者数250万人（2025年10月現在）を誇る、日本一のヨガYouTuber・B-Flowをご存知ですか？

彼らが配信するオリジナルのフィットネス動画は、Marikoさんの美しいポーズと分かりやすいインストラクション、Tomoyaさんの手掛ける美しい映像で、多くの視聴者から支持を得ています。

そんなおふたりはなんと、YouTubeをやってみようと決めたときには夫婦ともに無職だったんだとか。

映像制作の知識もなければ、編集も未経験。1LDKの小さな家で、子どもの寝息を気にしながら撮影を重ね、動画配信を始めたB-Flow。
数えきれない失敗やハプニングを経験しながらも、「どうせやるなら、もっと美しい映像を」「誰かに喜んでもらえることを」という想いで挑戦し続け、今では日本一のヨガYouTuberに！

B-Flowの二人が初めて明かす、ゼロから始まった9年間の軌跡をご紹介します。

ダイエットも、オンラインサロンのみんなでやれば怖くない！

海外の質の高いクリエイターの作品を見るうちに、「いつか自分でも作ってみたい」と思うようになった動画があります。それが、ダイエットプログラムでした。
本当にダイエット効果のあるプログラムがあれば、多くの人に喜んでもらえるはず。そして、私とマリコならそれができるんじゃないか……そう思ったからです。

2018年1月に配信を開始したカレンダープログラムが好評だったことも背中を押し、「夏向けのプログラムなら、ビーチリゾートで撮影すれば、みんな気持ち良く運動できるはず！」と、すぐに計画。タイのリゾート地へ渡り、「7Days Diet」の撮影を行いました。

登録者数が増えるにつれ、「もっとハードなエクササイズがしたい！」という声が多く届くようになりました。
そこで「7Days Diet」では、ヨガだけでなく、ピラティスやフィットネスの動きも取り入れ、1本当たり20〜30分の、しっかりと体を動かすプログラムに。
お腹、脚など、日替わりで1カ所ずつ集中的に引き締めて、1週間で全身を鍛え上げる構成にしました。これを繰り返すことで、3カ月後には体のラインの変化を実感できる……そんな仕組みです。

でも、きついダイエットプログラムを、自宅で一人黙々と続けるのは大変。途中で挫折してしまう人も少なくありません。そこで出てきたアイデアが「オンラインサロン」でした。みんなで励まし合って、一緒にやればダイエットも怖くない！
そして2018年5月1日、ついにオンラインサロンをスタートさせました。

今でこそ、YouTubeにもメンバーシップというコミュニティ機能がありますが、当時はまだそんな便利な仕組みはありませんでした。
そこで私たちは、DMM.comでオンラインサロンを立ち上げることに。メンバーと一緒に「7Days Diet」を行えるシステムを作ると、最初、100人ほどがメンバーになってくれました。
YouTubeで無料配信しているカレンダープログラムは、1本10〜15分ほど。ところが「7Days Diet」は、ほとんどの動画が20〜30分。
「たった5分の差でしょ？」と思うかもしれませんが、ヨガもピラティスも、この最後の数分がとにかくきついんです。
息が上がって、もうやめたい……そう思った瞬間に、「あと5分！頑張って！」と声をかけてくれる人がいたら、不思議と踏ん張れる。私自身も、何度もそんな経験をしてきたので、よくわかります。
オンラインで、みんな一緒にダイエットプログラムをやる。
そんな発想は、当時はまだ珍しかったと思います。
同じようにダイエットやヨガを頑張る仲間が集まるので、自然と会話がはずみ、交流が広がっていきました。

そのうちに、
「運動だけじゃなく、ダイエット中の食事管理も知りたい」
「自分のやり方が合っているか不安だから、アドバイスが欲しい」
といった声が届くように。
そこで、プログラムの後にマリコがアドバイスをしたり、管理栄養士さんの講座を取り入れたりと、内容もどんどん充実していきました。

実は、YouTubeの無料配信に加えてオンラインサロンを始めたのは、「会員制」という新しい形でコミュニティを育てたかったから。
オンラインサロンを通して「コミュニティ」というつながりができたことが、私たちの活動を大きく変えていったのです。

気づき

ダイエットもヨガも、コツは「みんなで一緒に頑張る」こと。
仲間と励まし合うことで、自分の限界を超えられる

※本記事はB-Flow著の書籍『今この瞬間をどう生きるか 日本一のヨガYouTuber夫婦が歩んできた道、そしてこれから』から一部抜粋・編集しました。