互いに身を寄せ合った仲良しの子。飼い主さんと共に行く幸せなお別れ

Xでは6万フォロワーを獲得し大人気! 千葉県市川市の鍼灸マッサージ治療院「やすらぎ治療室」で暮らす看板猫・三毛猫のミケちゃんをご存知ですか?
生まれつき後ろ足が一本ない野良猫のミケちゃんは、嵐の夜をきっかけに院長の冨森猛さん(通称やすらぎさん)の店猫として暮らすようになりました。
持ち前の「ひまわりスマイル」で、たくさんのお客さんに元気を与えてきたというミケちゃん。多くの人と関わり助け合って、病気とも向き合いながら今を生きています。
そんなミケちゃんとやすらぎさんが紡ぐ、繋がりの物語をお送りします。
※本記事はやすらぎさん、にごたろ著の書籍『続 ミケちゃんとやすらぎさん』から一部抜粋・編集しました。
ミケちゃんときつねこちゃん
外猫時代、ミケちゃんにはきつねこちゃんという女の子のお友達がいました。暑い日は少しでも涼しい日陰を探して暑さをしのぎ、寒い日はお互い身を寄せ合って暖を取っていました。
ミケちゃんが治療室内で生活するようになってしばらくしたある日、きつねこちゃんが訪ねて来ました。その首にはかわいい首輪が…。
「やすらぎざんの所だったらちょっとだけなら行ってもいいよって言われたの」
それから時々治療室を訪れてはガラス越しにガールズトークを楽しんでいました。
「お互いずっとのお家が見つかって本当によかったね」
厳しいお外の生活を身をもって経験しているふたりだから、きっとそんな会話をしていたのかもしれません。
2018年の3月の終わり、桜が満開の日にきつねこちゃんが訪ねてきました。ガラス越しにお花見をするふたり。それがきつねこちゃんと会う最後の日になりました。飼い主さんのお引越しできつねこちゃんも一緒に遠くに行くことになったのです。
お別れは確かに悲しいことだけど、ふたりにとっては、幸せなお別れだったに違いありません。
ミケちゃん「きつねこちゃん元気でね。お互いずっとお家で幸せに暮らそうね」


著=やすらぎさん、にごたろ/『続 ミケちゃんとやすらぎさん』
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