1月15日は小正月。この日に欠かせない「小豆粥」とは?【知っておきたい年末年始】

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1月15日は小正月。この日に欠かせない「小豆粥」とは?【知っておきたい年末年始】

お正月が一段落した1月7日に食べるのが、七草粥。続いて登場するのが、1月15日の「小正月(こしょうがつ)」に食べる「小豆粥」です。小正月も小豆粥も、地域や年代によってはあまり耳なじみがないかもしれません。そこで、「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に、小正月の成り立ちや小豆粥の食べ方について教えていただきました。

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邪気を祓う赤い小豆を入れた、塩味のお粥

1月1日を中心にした行事「大正月(おおしょうがつ)」に対し、1月15日に行われる行事のことを「小正月」と言います。
昔の日本では、月の満ち欠けが暦の基準で、「満月から次の満月まで」がひと月の単位でした。
さらに、満月は吉兆に通じることから、1年の最初の満月の日にあたる旧暦1月15日を「年の始まり」として祝う風習があったのです。
暦が現在の太陽暦になり、元日が1月1日に変わった後も、その名残が小正月の行事として続いています。

小正月に食べるものといえば「小豆粥」。
これは、中国で冬至の日に、小豆を加えて炊いたお粥を食べて疫病を退けた、という古い習わしから来ているといわれ、日本でも厄を祓い、万病を防ぐ食べものとして受け継がれてきました。

「小豆のような赤い色の食材は、古くから“邪気を祓う”ものとされてきました。冬至に小豆とかぼちゃを煮た『いとこ煮』を食べる地域があるのも、そのためでしょう」と岩下先生。

小豆粥は甘いお汁粉とは違い、塩で味つけしたさっぱりしたお粥で、七草粥のように麦やあわなど七種の穀物を加える作り方もあるようです。

旧暦の小正月は満月(望月)にあたることから、鏡餅など正月に残った餅を加えた小豆粥は「望粥(もちがゆ)」と呼ばれています。
冬至の小豆粥には餅を入れないため、餅入りの望粥はよりお正月らしい味わいと言えるかもしれません。

※ ※ ※

やさしい味わいの小豆粥は、家族の健康を願う気持ちを形にした、冬にぴったりの温かい行事食です。作り方もそう難しくないので、レシピを探し、一年の無事を願いながら、小正月にみんなで小豆粥を味わってみてはいかがでしょうか。

岩下宣子先生

教えてくれたのは…
岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)、『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)など著書多数。近著に『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』(主婦の友社)。

文=高梨奈々 

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