「ピーマン足りない!」にAIが即回答!? 家事の“考え疲れ”をゼロにするプロのAI活用術10選【脳が疲れない家事】

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「ピーマン足りない!」にAIが即回答!? 家事の“考え疲れ”をゼロにするプロのAI活用術10選【脳が疲れない家事】

日々、家事に育児に仕事にと全力疾走していると、ふとした瞬間に「あ、もう限界かも……」と感じることがありますよね。
それはもしかしたら、体力の限界というよりも、「脳の空き容量」が限界を迎えているサインかもしれません。
仕事のタスク、子どもの予定、料理に掃除……。幾重にも重なるマルチタスクによって、私たちの脳は常にオーバーヒート気味です。 「育児や仕事はどうしてもイレギュラーが続くけれど、せめて家事だけは、なるべく頭を使わずに済む『オートモード』で回したい!」
そんな願いを叶えるべく、レタスクラブは知的家事プロデューサーの本間朝子さんを直撃しました。
本間さんに伺ったのは、「脳が疲れない家事」を実現するための、目からウロコの仕組み化のコツ。今回は、家事の最新テクニックともいうべき「AI活用術」についてお届けします!

【画像で確認】生成AIに「冷蔵庫にあるもので作れるレシピは?」と聞いてみた
本間朝子さん

▶教えてくれた人
本間朝子さん
知的家事プロデューサー。家事を「がんばる」のではなく、「仕組み」にしてラクにする専門家。動線・収納・家電・ルーティンの見直しを通して、疲れない家事の設計を提案する。近年は、スマート家電などのデジタルツールを活用した“脳の疲れを減らす家事術”も実践。メディア出演、執筆、企業・自治体向けコンテンツ制作など幅広く活動中。▶︎ note:asakohonma_kaji▶︎ Instagram:honma.asako.official

生成AIは暮らしを回すための思考補助ツール

生成AIは暮らしを回すための思考補助ツール

編集部:ChatGPT、Google Geminiなど、生成AIが身近なものになりつつありますね。本間さんは家事に広く生成AIを活用していることでも知られていますが、なぜ料理や掃除に生成AIを取り入れるようになったのでしょうか。

本間さん(以下、敬称略):私は以前から、家事は考える作業がとても多いと感じていました。
・今日はどんな料理を作ろうか
・この汚れは今掃除すべきか、週末でもいいのか
・どういう順番で家事をすればいちばん効率的か
こうした家事の判断や組み立てに、私たちは想像以上に脳を酷使し、エネルギーを使っています。こうした負担を丸ごと引き受けてくれるのが、生成AIです。生成AIは「家事を肩代わりする存在」というより、「暮らしを回すための思考補助ツール」なんです。

編集部: それは、新しい料理のレシピを提案したり、どの洗剤で掃除すべきかを教えてくれる、という意味ですか? 

本間: もちろんそれもあります。とても助かりますよね。でも、私が生成AIの最もすぐれた点だと感じているのは、その日の気分や体力に合わせて、家事のハードルを下げてくれるところです。生成AIに「疲れている」とか「時間がない」と伝えると、「この料理は、塩・こしょうを振って焼くだけでも作れます」などと、調理工程を極限まで減らした「レシピ未満の料理」へとハードルを下げてくれるんです。この「家事が成立する最低ラインまで、一緒に下りてきてくれる」ところが、私にとって生成AIのいちばんの魅力です。

編集部:生成AIが家事のハードルを下げる、というのは意外でした。

本間:脳を疲れさせない家事、というテーマへの解答としても、「生成AIの使用」は最適解です。なぜなら、仕組みを作るときのたたき台や選択肢を作るのは、生成AIの最も得意な分野だからです。あらゆる可能性を自分で0から考えるよりも、まずAIに選択肢を作ってもらって人間は選択するだけにしたほうが、脳の負担は大幅に軽減できますよ。

では、生成AIを使うことによって、料理や片付け、掃除はどのようにラクになるのでしょう。本間さんにそれぞれの具体例を10点挙げてもらいました。

【生成AIで料理のココがラクになる】
1.今ある材料で作れる夕飯が思いつかない▶冷蔵庫の中身をスマホで撮影(もしくは音声入力)して「この材料で作れる夕飯を考えて」と伝えれば、すぐに献立を提案。玉ねぎ1/4個などの中途半端な食材もムダにならない。

食材を撮影して、ChatGPTに調理時間、人数などを指示するだけ

調理時間や人数、品数などを指示するとさらに的確な回答に

2.レシピに記載された食材の量や種類が足りない▶「このレシピに載っているピーマンが足りない。調整して」と伝えると、ピーマンなしのレシピ、ピーマン代用レシピ、調味料の量や手順まで自動的に書き換えてくれる

3.調味料が足りない▶似たような味に仕上がる代わりの調味料や省略案を提案

【生成AIで片付けのココがラクになる】
4.部屋が散らかりすぎてどこから片付けていいかわからない▶部屋の写真を撮影して「どこから片付ければいい?」と聞くと、優先順位をつけてくれる

5.片付ける時間がない▶「今日は片付けに使える時間が10分しかない」と伝えると、10分で終わるように作業を切り分けて提案

【生成AIで掃除のココがラクになる】
6.いつどういう流れで掃除するのがいいか悩む▶家の間取りや家族構成、生活リズムなどを伝えると、「どこをどのくらいの頻度で掃除するとよいか」といった現実的な掃除スケジュールを提案

7.落ちない汚れがある▶汚れやシミの写真を撮影して「どうやって落とせばいい?」と聞くと、状況に応じた掃除方法を提案

実際の汚れを撮影して、現状や困っている点などを書き加える

現状や問題点なども追加で記載すると伝わりやすい

【生成AIでその他の家事もラクになる】
8.家事のタイムスケジュール作成▶動線も含めて家事の順番を組んでもらうと、動きがスムーズに

9.洋服のコーディネート案作成▶クローゼットの服やアクセサリーの写真を撮影すれば、手持ちのものでできるコーディネートを複数提案。余計な服を買わなくなるので、クローゼットが整理しやすくなり、節約にも◎

10.ライフプランの相談▶今保険に入るならどんな選択肢があるか、住宅ローンを考えるときの判断のポイント、子どもの習い事を選ぶ際の比較の仕方など、人生のさまざまな選択について整理を手伝ってもらえる

編集部:とはいえ、生成AIに苦手意識のある方も少なくありませんよね。

本間:最初から完璧に使いこなそうとするから難しく感じるのです。まずは「今日の夕飯どうしようか」「これって今やるべき?」など、独り言のようにAIに言葉を投げかけるところから始めてみましょう。

編集部:とくにおすすめの使い方はありますか?

本間:①献立作り②家事の段取り③やる/やらないの判断、の3つです。ここを生成AIに任せるだけでも家事の負担は大きく下がります。まずは、いちばん悩むことの多い①から試してみてください。
生成AIにどのような指示を出せばよいかわからない、というかたのために、2つの例をご紹介します。この文章をそのまま生成AIにコピー&ペーストしてみてください。
===ここからコピー===
【1】
今日は疲れてしまって、献立を考える余裕がありません。
準備から片付けまで30分以内で作れる、4人家族(幼児・小学生・大人2人)の夕食を提案してください。
・メニュー
・スーパーで買う食材リスト
・効率よく作るための調理手順
を順番に教えてください。
===ここまでコピー===

===ここからコピー===
【2】
今日の夕食の献立を考えてください。
冷蔵庫に「豚こま肉、キャベツ、少し残った人参」があります。
幼児(3歳)と小学生(8歳)が食べやすく、大人はお酒のおつまみにもなるメニューが理想です。
フライパン1つで作れる主菜を1つと、包丁を使わずに作れる簡単な副菜を1つ提案してください。
===ここまでコピー===

編集部:無料で使える生成AIでも大丈夫でしょうか。

本間: はい、十分だと思います。生成AIは、家事や暮らしの「考える負担」を減らす便利な道具です。選択肢を出してもらったり、段取りを整理してもらったりするだけでも、ずいぶんラクになります。ただし、最終的に決めるのは自分自身です。生成AIは答えを決める存在ではなく、「考えを整理するメモ帳」のようなもの。気軽に試しながら、自分に合う使い方を見つけていくのがおすすめです。
それから、生成AIの回答はあくまで参考情報です。お金の問題など大切なことについては、公式サイトや専門家の情報もあわせて確認するようにしましょうね。


文=高梨奈々

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