「勝どき」がファミリーに人気!? 最新の賃貸・駅ランキングに見る、子育て世帯が絶対に譲れない「条件」

公開
更新
「勝どき」がファミリーに人気!? 最新の賃貸駅ランキングに見る、子育て世帯が絶対に譲れない「条件」

家族も増えて、このアパートも手狭になってきたし、そろそろ住み替えを考えるか……。そんなとき気になるのが、「どこに住むのがベストか」と、「みんなは何を基準に住まいを選んでいるのか」。そこで、不動産情報サービスのアットホームが、自社の不動産ポータルサイトの賃貸居住用物件閲覧数が多い駅をまとめた「アットホーム 賃貸・駅ランキング」の結果などをもとに、物件探しの最新状況をレポートします!

【1~10位まで確認】意外な駅もランクイン!アットホーム賃貸駅ランキング 東京23区編

東京23区でファミリー層人気1位の駅は、意外にも「勝どき」!

勝どき駅の人気の理由は「アクセス」と「住み心地」

不動産情報サービスのアットホーム株式会社は、2025年10~12月、「不動産情報サイト アットホーム」で、賃貸居住用物件のPV数が多かった駅をまとめた「アットホーム 賃貸・駅ランキング 東京23区編」を発表しました。まずはその結果をご紹介しましょう。

2LDK以上のファミリー向き物件のランキングを見ると、1位が「勝どき駅」(中央区)、2位が「葛西駅」(江戸川区)でした。

【アットホーム 賃貸・駅ランキング 東京23区編<ファミリー>】

アットホーム賃貸駅ランキング 東京23区編<ファミリー>


総合順位や、シングル向きのワンルーム~1DK物件では、1位が「三軒茶屋駅」(世田谷区)でしたから、ファミリーに人気の駅はだいぶ趣が違いますね。「勝どき駅」が1位というのは、けっこう意外な気もしますが……?

「『勝どき駅』と『葛西駅』を比べても街の雰囲気はだいぶ違うと思います。でも、『都心へのアクセスの良さ』という点では共通していると言えます。勝どき駅は都営大江戸線の駅で、品川駅まで約17分、東京駅まで約19分です。葛西駅は地下鉄東西線の駅で、大手町駅まで約18分。共働きが多い近年のファミリー層にとって、都心のビジネス街に30分前後で通えるかどうかは、賃貸物件を選ぶ際の大きなポイントになっているんです」と、アットホーム株式会社マーケティングコミュニケーション部広報グループ 西嶋優理子さんは言います。
確かに、通勤に1時間以上かかると、ちょっと残業しただけで保育園のお迎えなどがピンチになりますよね。

さらに、ファミリー層の場合は「住み心地」も重視されます。例えば、静かで落ち着いた住宅街であることや、スーパー、ドラッグストアなどの生活に必要な店が揃っていて、日用品の買い出しがその街で完結する、といった暮らしやすさが重要になります。

「同時期に調査した『東京都下編』では、1位が『町田駅』(町田市)、2位が『八王子駅』(八王子市)でした。町田駅はJR横浜線と小田急小田原線の2路線が乗り入れており、横浜駅まで約29分、新宿駅まで約32分とアクセスに優れています。一方で、70年以上の歴史を誇る『仲見世商店街』には、行列のできる飲食店や個性的なお店も立ち並ぶ。つまり、町田や八王子が人気な理由も、同じように『アクセス』と『住み心地』の良さなのです」(西嶋さん・以下同)

【アットホーム 賃貸・駅ランキング 東京都下編<ファミリー>】

 アットホーム賃貸駅ランキング 東京都下編<ファミリー>


加えて、町田駅と八王子駅の人気には、「東京都にある」という理由も挙げられます。
一般的に、都心から遠くなればなるほど家賃は安くなるものです。当然、都内よりは神奈川、千葉、埼玉のほうが平均家賃は安い。でも、ファミリー層には都内にとどまりたい大きな理由があります。それは「東京都の子育て支援の充実度」です。

「近所に小中学校があるか、を気にするファミリー層は以前から多くいらっしゃいました。近年はさらに、自治体による子育て世帯への支援内容や保育園の数なども気にする方が増えています。独自の子育て支援策が充実している東京都を、魅力的に感じているファミリーも少なくありません」

東京都は、都内在住の0〜18歳の子どもに1人月額5,000円(年最大6万円)を支給する制度や、1~2歳前後の子育て家庭に、第1子6万円分、第2子7万円分、第3子以降8万円分(区市町村によって支援条件や金額は異なる)相当のギフトを支給する「バースデーサポート」など、他の自治体にはないような子育て支援策を次々打ち出しています。さらに、子どもの医療費助成や保育料の無償化などについても、手厚いことで知られています。だからこそ、「『ギリ』でいいからとにかく住所を東京都に!」という家庭が多いのかもしれません。

立地で重視するのは治安。住まいで重視するは水回りの充実度

α世代ファミリーが、立地・エリアで重視したポイント1位は治安


アットホームでは、2024年2月、12歳以下の子どもを持ち、第一子が生まれてから購入物件(マンション・一戸建て)に引っ越した男女737名に、インターネットアンケートも行っています。この層は、2010年から2024年頃までに生まれ、授業でタブレット端末を使いこなすデジタルネイティブ、「α(アルファ)世代」を子に持つファミリーでもあります。

この「α世代ファミリー」に、物件を選ぶ際「立地・エリア」で重視したポイントについて聞いてみました。すると、複数回答ながら11項目に渡って20%を超えており、多くの保護者がさまざまな観点から周辺環境をチェックしていることが分かります。なかでもトップになったのが「治安が良い(36.4%)」。次いで「小学校・中学校が近い(34.7%)」、「スーパーマーケットが近い(32.3%)」と続きました。

【現在の住まいを探した際、立地・エリアについて重視したポイントは何ですか(複数回答)】

α世代ファミリーが、現在の住まいを探した際、立地・エリアについて重視したポイント(複数回答)


「注目してほしいのが、8位に『ファミリー層が多い』が入っていることです。自分たちと同じ子育て世帯が多いということが、防犯面の安心や子育てのしやすさにつながる、と感じているのでしょう。14位には先ほど触れた『自治体の子育て支援が充実している』が挙がっていますが、じつは15位の『坂道が少ない』もけっこう大事なポイント。坂道が多いと、ベビーカーを押すのも、自転車で子どもの送迎をするのも苦労します」

さらに、家の設備、キッチンやお風呂についても重視したポイントを聞いたところ、「キッチン」では「食器洗い乾燥機(36.6%)」、「お風呂」では「追焚き機能(31.8%)」がトップでした。お風呂では、そのほかにも「浴室乾燥機(26.6%)」「浴室暖房機(24.7%)」が上位にランクインしており、水回り設備の充実を求めている人が多いようです。

【現在の住まいを探した際、キッチン、お風呂について重視したポイントは何ですか(複数回答)】

α世代ファミリーが、現在の住まいを探した際、キッチンについて重視したポイント(複数回答)

α世代ファミリーが、現在の住まいを探した際、お風呂について重視したポイント(複数回答)


居室や外観・共有部分についても重視したポイントを聞いています。「居室」で重視するのは、やはり「日当たりが良い(43.7%)」。「外観・共有部分」では「駐車場(43.7%)」が、2位「土地面積(25.5%)」を大きく引き離してトップでした。

【現在の住まいを探した際、居室、外観・共有部分について重視したポイントは何ですか(複数回答)】

α世代ファミリーが、現在の住まいを探した際、居室について重視したポイント(複数回答)

α世代ファミリーが、現在の住まいを探した際、外観・共用部分について重視したポイント(複数回答)

*「土地面積」「接道状況」「土地の形」は一戸建て、「オートロック」「エレベーター」「24時間ゴミ出し可」はマンションに住んでいる人のみ回答

「『居室』で注目なのが、4位の『トイレ2カ所』。おもに一戸建ての場合ですが、複数のトイレを求めるのはコロナ禍の影響です。ファミリー層では、家庭内感染を防ぎたいという思いがとくに強いのでしょう。また、5位の『コンセントの位置・数』は、私もぜひチェックしていただきたいと思うポイントです。実際に住んでみると、『ここにコンセントがほしい』ということが多々あります。とくに、電化製品を多く使うキッチン周りはしっかりコンセントの位置と数をチェックしましょう!」

※ ※ ※

「勝どき」と聞いて思い浮かぶのは「東京オリンピック2020選手村跡地」でしたが、じつはファミリー層に人気のエリアなんですね。そのほか、坂道は少ない方がいいとか、コンセントの位置は大事とか、物件選びの段階でチェックしておくといいポイントもたくさん知ることができました。住んでみてから「こんなはずでは…」と思わなくて済むように、チェックしておきたいですね。


文=高梨奈々

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細