漫画家・真船佳奈×爆速レシピ・およね【“0か100か”の性格を救う、ゆる暮らしサバイバル】
テレビ局社員でありながら、子育てや日常のドタバタが共感を呼ぶ漫画家として人気の真船佳奈さんと、「手間を省いてもちゃんとおいしい」をコンセプトに、SNSで爆速レシピを発信するおよねさんが初対談! 料理が苦手な真船さんと、料理が大好きなおよねさん。一見タイプが違うかと思いきや、話してみると共通点がいっぱい! 前回は料理の話を中心に盛り上がりましたが、今回の第二弾は、家事全般についてたっぷり語り合いました。

⚫︎お二人とも、自称“ズボラ”とのことですが、実際、家事はどのように取り組んでいらっしゃいますか?
およね:真船さんは“汚部屋出身”と、おっしゃってましたよね。実は私も同じなんです。夫は結婚当初に後悔したんじゃないかな〜。
真船:そうなんですか!?仲間じゃないですか!
およね:冷蔵庫の中もぐちゃぐちゃで、何が入っているのかわからない状態だったんです。だから、数年前までは食材を使いきるなんていう発想さえなかった。でも、整理収納アドバイザーの中山真由美先生にご指導いただいて、2年前くらいからぐっと変化が起きています。今は賞味期限の近い順に食材を並べたりして、冷蔵庫全体を見渡しやすい状態にキープできるようになりました。
真船:私も約2年前、家を購入したのをきっかけに家の中の散らかりを見直したんですよ。まだおよねさんと出会ってはいなかったけど、お互い同じ頃、同じような課題と向きあっていたんですね。
およね:ほんとですね、運命を感じちゃう(笑)
真船:冷蔵庫を掘り起こしていたら、レモンに緑色のカビが生えてキウイみたいになって出てくることってあるじゃないですか。最終形態というか。
およね:変色して表面の質感もね…、うんうん、わかりますよ!
真船:冷蔵庫だけじゃなくて、とにかくものが多くて必要なものがいつも見つけられないから、また買っちゃう。不安だからストックもたくさん買い貯めて、置き場がないから出窓にトイレットペーパーを積み上げる……家を買う前はそんな生活でした。

⚫︎ものが多く、片づけが苦手だったというお二人が、ちょうど2年前から少しずつ家の中をいい状態に。どうやってキープできるようになったんでしょうか?
真船:私は新居に引っ越す前に、ウィークリーマンションで仮暮らしをする期間があったんです。これまで住んでいたマンションの半分の広さになるので、気合いを入れてものを減らしました。そこで、「モノが少なくても生活できる!むしろ、ものが無いからこそ生活が楽になる!」と気づきまして…。 それから「ま、なんとかなるやろ〜」と、適当に小物入れを買っては入らない、という経験をしてきたので、片付け上手な母のアドバイスで、買う前に計測をするようになりました。それで、少しずつ収納ができるように。
およね:真船さん、すっかりメジャーが好きと伺っていましたが、実は私もメジャーが大好き。家じゅうのいろんなところを測るようになって、ここにこのケースを置いて出し入れできるようにしようとか。少しずつ収納の基本のようなことがわかってきて、散らかりにくくなってきたと思います。
真船:棚に収納ケースがすっぽりおさまるシンデレラフィットって最高!って、収納動画を見ることにもハマりました。
およね:少しだけ収納のノウハウがわかるようになると、余計なものを買うことも減りますよね。
真船:新居に引っ越してからも、最初に収納のプランを立てたので、だいぶいい感じに。なったはず…でした。でも、やっぱりリバウンドもしてしまいますね。子どものおもちゃはどんどん変わるし増えるし。夫も私も服が好きで、ファミリークローゼットは整理してもすぐに服が溢れてぐちゃぐちゃになっちゃって。
およね:そうそう、結局1回整えたら終わりじゃなくて、生活しているとリバウンドはしちゃう。
真船:でも、整理収納コンサルタントの本多さおりさんにお話を聞いて、片づけの捉え方が少し変わりました。
片づけの仕組みを作ったら終わりじゃない。家族の行動を見て見直すことが大事!
真船:ここにこう片づけてね!と、私が作った仕組みを夫に説明しても、なかなかその通りにしてくれなくて、こんにゃろ〜ってよく怒っていたんです。
およね:せっかく仕組みを考えたんだから、そのルールは守って欲しいものですよねぇ。
真船:でも本多さん曰く、家族が片づけられないのには必ず理由があって、むしろそこにヒントが隠されていると。
およね:ほほう、なるほど。
真船:きっと夫は『引き出しにしまう』という行為が苦手。ならば、キャスターワゴンのようなオープンラックを置いてみるといい、とか。無意識にポイポイっと家族がものを置く場所は、置きやすい場所。そこに棚を設けて、収納場所をそっちに移動させる、とか。
およね:家族の行動に、収納を合わせてあげるってことなんですね。
真船:今までは1回片づけの仕組みを作って、それでも片づかないときは「あぁもうダメだ。もう、どうーでもいいやっ!」って。メンタルが崩壊して、すぐにズボラの道へ。。。
およね:わかります、1個うまくいかないと、すぐ心も折れちゃって、どうでもよくなっちゃうんですよね。

真船:そうそう、でも、1回リバウンドしても、じゃあ仕組みを変更してみようとか、この部分は後からやっていこう、とか。ゆるく考えられるようになったんですよ。
およね:私も冷蔵庫が整うようになって、リビングも同じだなと考えられるようになりました。今まではリビング全体を完璧にきれいにしようとしてたけど、今日はこのコーナーだけ整理してみようとか。お菓子ボックスだけ見直そうとか。狭い場所にクローズアップして少しずつ整えていけるようになりました。
家事は『まぁこのくらいでいいか』というポイントを見つけて、ゆるく続ける
真船:ズボラな人って、いい加減なようにみえて、実は真逆の”完璧主義”ってことがよくあるらしくて。私にも、本当は完璧主義な一面があるんだってようやく、気がつきました。勝手にハードルを上げて、1個崩れるともうダメ、もういいや、って。
およね:そうなんですよね、家事っていくらでも極めようとすれば極められるけど、キリがないから。0か100じゃなくて、自分なりにまぁいいか、と思えるちょうどいいところを見つけて、できるだけ継続するほうが大事というか。
⚫︎お二人とも、たくさんの気づきとともにどんどん暮らし上手に!
特にドタバタな日常をコミックエッセイに描いてきた真船さんがしっかりしてしまうのは少し寂しい、という声もあるそうで。
真船:あ、安心してください。野犬から、ギリギリお手ができるようになったレベルなんで(笑)。やっぱり未だにお金の管理はまだまだ難しいし…ファミリークローゼットもキッチンも、子供部屋もぐちゃっとしちゃってますよ。料理ができない日だってあるし。
およね:私、やはり掃除が苦手です。これはもうなかなか脱出できる気がしません……。
真船:生活は続くし生活スタイルもずっと同じじゃない。苦手なものもそう簡単に変えられない。ただ、完全に崩壊するんじゃなくて、また見直せばいいやと、ゆるい考えができるようになったことが、大きい!
およね:あと、うちの場合はもう私、お金の管理はどうしても無理なので夫に任せると、決めました。
真船:そうそう、家族のなかで得意なことを役割分担するのも大事。
料理、お金や片づけ、掃除、どのジャンルもプロの仕事を一度体験するのもいい
およね:あと、プロに見てもらうっていうのも、結構大事な一歩だなと思いました。私は片づけのプロに冷蔵庫を見てもらって、整理収納の基本がわかった。
真船:私もお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)や、料理のプロであるおよねさんにいろいろ教わったのがよかった。それから、家事代行サービスを1回頼んでみて、プロがやる掃除の方法を直接見るのも勉強になりました。学校じゃ教えてくれないですからね、家事って。
およね:親がやっていた方法や育ってきた環境でやっていたことが、今の自分の生活に合ってるとは限らないし。これからもまだまだ生活は続きますからね、お互いこれからも気楽にやっていきましょう〜!
●今日はお二人とも、貴重な時間をありがとうございました!
真船佳奈

2012年にテレビ東京に入社。バラエティ番組のADとして働きながら制作した漫画『オンエアできない』(2017年、朝日新聞刊)でデビュー。2022年には自社でアニメ化も果たす。結婚、出産を経て『令和妊婦、孤高の叫び!頼りになるのはスマホだけ?』(2023年、オーバーラップ)、『正しいお母さんってなんですか!?』(2025年、幻冬舎)とリアルな子育ての日々を描いた作品が共感を呼び、ペアレンティングアワード2025を受賞。最新刊『さよなら! 行き当たりばったり人生』(KADOKAWA)が好評発売中。
およね

「自炊ハードルを地の果てまで下げにいく」をモットーに、日々、ささっと作れてちゃんとおいしいレシピを発信中。テレビ、雑誌、WEBなどのメディア出演に加え、企業とのレシピ開発やプロモーション企画でも活動。2児の母として、リアルな視点をいかした発信が人気。SNSの総フォロー数は40万人越(2026年2月現在)。最新刊『“使いきる”だけでうまくいくー物価高に負けないレシピ事典ー』(KADOKAWA)が好評発売中。
取材・文:田中理恵
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