実母や調停委員からも譲歩を迫られた女性の“四面楚歌”の離婚手続き。離婚における「味方」を探す難しさ【著者に聞く】

やさしくて、気がきいて、スマートで頼もしい。「理想の相手」だと信じて4歳年下の誠さんとの結婚を決めたカコさん。しかし…

入籍直後に、「お前は今日から奴隷だから」と耳を疑うような言葉を投げつけられます。


その言葉通り、交際中とは人が変わったように、理不尽な言動やモラハラを繰り返す夫。カコさんは修復を試みようとするのですが、何をやっても変わらない夫に愛想を尽かし、ついに離婚へと動き出すことを決意します。






子どもが生まれて間もない頃に行う離婚手続きは大変で、ギリギリの状態だったにも関わらず、古い価値観をもつ祖母や実母は「我慢が足りない」「恥ずかしい」とカコさんをさらに苦しめるのでした。






いざ離婚調停が始まっても、調停委員はカコさんに譲歩を促すばかり。カコさんは孤独な戦いを強いられることになります。
真の敵は身内にいた!? 「世間体」との戦いにもなる離婚調停



―― 実のお母様やお祖母様から「我慢が足りない」「離婚調停は恥ずかしい」といった言葉をかけられるシーンが描かれていました。このような状況下で、ご自身の判断や気持ちの正しさを信じ続けることができた心の支えは何だったのでしょうか?
カコさん:友人や、その当時からSNSでマンガを描いていたので、マンガを読んでくださる方々のお言葉が私の支えになっていました。今でも本当に感謝しています。


―― (調停不成立後の離婚裁判を担当した)サクライ弁護士は、カコさんの話を否定せず、唯一の味方として常に寄り添ってくれていました。カコさんにとって、サクライ弁護士はどのような存在でしたか?
カコさん:ありきたりな表現ですが、私にとってはヒーローのような存在でした。聡明で、やさしいだけでなく、ビシッと!私に喝を入れてくださるときもあり、頼もしくて憧れていました。
私が離婚時に名字の変更が面倒だから元夫の姓をそのまま変更せずに使うと言ったときにも、これだけ憎み合って離婚をしたのだから、面倒という理由だけで、変更しないのは良くない!との助言をいただきました。サクライ弁護士のおっしゃるとおり、名字は旧姓に戻して良かったと思いますし、今も感謝しています。マンガにも描きましたが、いつも笑顔で息子にも親切にしていただき、太陽のような方でした。恩人です。
* * *
苦しんで決断したことでも、身内が味方になってくれるとは限らないのが離婚。カコさんは、離婚調停委員からも譲歩を促され、孤軍奮闘します。時間や体力だけではなく、気持ちも削られる離婚の手続き。心の支えとなる人の大切さを考えさせられます。
文=K.Kunitake
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