避難所だけが答えじゃない。家族が過ごしやすい「避難先」を備える【在宅避難リアル】
逃げる場所は避難所だけじゃない いろいろな避難先を考えておこう
避難所が受け入れられる人数は、地域住民の2~3割程度といわれています。そのため国や自治体は、自宅や親戚・友人宅、車中泊、ホテルなど、複数の避難先をあらかじめ考えておく「分散避難」を推奨しています。
家が安全で備えがあるなら⇒在宅避難
地震や豪雨などでライフラインが停止した際、自宅が安全であれば、そのまま生活を続ける避難方法。避難所の混雑を避けられ、住み慣れた環境で過ごせるため、小さな子どもや高齢者、ペットがいる家庭にもおすすめです。
在宅避難ができる条件
□倒壊のおそれがない
2000年6月以降に建てられた住宅など、現行耐震基準が目安。家具の固定など室内の対策も必須。
□危険区域外である
豪雨時は、浸水想定区域や土砂災害警戒区域外であることが条件。ハザードマップで確認を。
□数日暮らせる備えがある
非常用のトイレや、数日分の飲み水など、ライフラインが止まっても過ごせる準備が必要。
在宅避難のメリット・デメリット
メリット
● 住み慣れた環境で過ごせる
● プライバシーを守れる
● 子ども、高齢者、ペットも安心
デメリット
● 備えがないと生活できない
● 情報が入りにくい
● 支援を受けにくい
しほママVOICE:避難所=食べ物がもらえるとはかぎらない
「東日本大震災で家は大規模半壊。津波も迫り、避難所へ向かいました。食べ物をもらえると思っていましたが、配られたのは被災3日後。避難所に行くとき、手ぶらはNG。防災リュックなどを持っていきましょう」

自宅が危険で避難所生活も難しいなら⇒車中避難
費用をかけてもプライバシーを確保したいなら⇒ホテル
自宅が危険 または何も備えがないなら⇒避難所
安全な地域に頼れる人がいるなら⇒友達や親戚の家
災害時のライフライン復旧の目安
電気:3日〜1週間 LPガス:約2週間
都市ガス:約1 〜2カ月 水道:3週間〜数カ月
※地域や被害状況によって異なります。
* * *
避難所に行けば、食べものがもらえると思っていたので、食材の備えが足りないことに気が付きました。備蓄の種類や量の見直しをします。
イラスト/しゅんぶん 編集協力/及川愛子
文=徳永陽子
Information
<レタスクラブ 2026年9月号より>

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