【○×検証】たまった夏の疲れを吹き飛ばす「入浴習慣」チェック

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これって○?それとも×?たまった疲れを吹き飛ばす「夏の入浴習慣」チェック!

夏の疲れを感じるこの頃。血行を促進するお風呂は、疲労回復におすすめです。でも、正しい入浴法について、意外と知られていないことも。日頃何気なくやっている入浴習慣のせいで、かえって疲れをため込んでしまうこともあるんです。ということで、よくある入浴習慣を○×で検証します!

【イラストで確認】浴槽でできる疲れ取りストレッチとは?
早坂信哉先生

教えてくれたのは
▷早坂信哉先生
温泉療法専門医。医学博士。東京都市大学教授。7万人以上の入浴習慣を医学的に調査してきた入浴研究のスペシャリスト。多くのメディアで入浴の健康効果を提唱している。著書に『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(アスコム)など。

知ってるようで知らない。夏の入浴習慣○×チェック

習慣1・夏は全身浴ではなく、半身浴をしているのですがよいですか?
【○】倍の時間つかるなら半身浴でもOKです
疲労回復には、全身浴のほうが効率的。全身浴では息苦しさを感じてしまう人は半身浴をしてもいいですが、半身浴はお湯につかる面積が小さいので、体を温めるには全身浴の倍の時間が必要です(40℃なら20分)。半身浴で長湯するなら水分補給を忘れずに。

倍の時間つかるなら半身浴でもOK


習慣2・お風呂上がりの水分補給はやっぱり冷たいビールでしょ!
【×】アルコールは水分補給にはなりません!
お風呂上がりのビールはおいしいといいますが、ビールでは水分補給になりません。アルコールには利尿作用があり、飲酒後は体内の水分が失われやすくなるのです。結果的に入浴で失われる水分量以上に尿として排出されるので、脱水状態を招く危険性が! 入浴後は、常温の水かお茶をコップ1杯分飲んでから、ビールを楽しみましょう。

習慣3・運動のあとはすぐにお風呂へ!熱めのお湯で汗を流します
【×】運動直後の熱めのお風呂は筋肉の回復を遅らせる
運動直後は、疲れを取るために筋肉へ血液を送りたいタイミングです。ここで熱めのお風呂に入ると皮膚表面に血液が集中し、筋肉の疲労回復が後回しに。運動と入浴の間隔は30分空けるのが理想。運動直後に入るなら38℃のぬるめの湯か、シャワーで汗を流すだけにして。

<浴槽でできる疲れ取りストレッチ>
ひざを抱えて背中を丸める&反らす
背骨の周りをほぐすストレッチ。ひざを立てて両手で抱え、息を吐きながら、ゆっくりと背中を丸めます。次に、息を吸いながら胸を張り、目線を上に向けて軽く背中を反らしていきます。この動きを5回繰り返しましょう。

ひざを抱えて背中を丸める&反らす、背骨の周りをほぐすストレッチ


頭上で両手を組み腰を伸ばして左右に倒す
入浴中は筋肉の緊張が和らぐので、ストレッチで体の要である腰まわりをほぐして。両腕を頭上に伸ばして手を組み、腰を伸ばします。そのまま上体を左右にゆっくり倒しましょう。呼吸をしながら左右各5回行ないます。

頭上で両手を組み腰を伸ばして左右に倒す、腰まわりをほぐすストレッチ


習慣4・お風呂から上がったら、速攻で扇風機に当たっています
【×】お風呂で温めた体を急に冷やすのはもったいない!
これは、体が温まって血流がよくなった状態をリセットしてしまうようなもの。自然に体温が下がるのを待ちましょう。汗が止まらないのは温め過ぎの可能性も。扇風機を使うときは汗を拭き取り、じかに強風が当たらないようにして。

習慣5・子どもも大人と同じ温度のお湯に入っていますが大丈夫?
【○】基本は同じで大丈夫! 子どもの様子を見守って
基本は同じで大丈夫ですが、小学校低学年までの子どもの場合は注意が必要。体温調節機能が充分に発達していないため、入浴中も熱中症の危険があります。湯の温度は38℃を目安にし、汗をかいて顔が赤くなってきたら浴室から出しましょう。

基本は子どもも同じ温度のお湯で大丈夫!ただし、子どもの様子を見守って


習慣6・高齢の親を一番風呂に入らせないようにしています
【○】肌トラブル等の原因になるので二番風呂以降が◎
日本の水道水は、塩素を含む軟水のため、肌が弱い人には刺激になります。高齢になると肌のバリア機能が低下するので、塩素が中和された二番風呂以降がおすすめ。浴室が冷えている冬場は、ヒートショックにも注意して。

<毎日の入浴で健康が手に入る>
将来的に病気の発症リスクが下がる!?
約3年間、1万4千人を対象にした早坂先生の調査・研究によると、毎日湯船につかる人は、週2回以下の人に比べて、将来の要介護リスクが29%も下がることが明らかになっています。ほかの研究では、認知症と脳卒中は26%、虚血性心疾患は35%も発症リスクが低下。糖尿病に関しては血糖の調整機能が1.43倍も良好になりました。湯船につかって血流をよくし、代謝を上げる、そんな毎日の心地よい積み重ねが病気予防につながるのです。

【毎日の入浴習慣で低下するリスク】
● 要介護リスクが約3割低下
● 虚血性心疾患のリスクが35%低下
● 認知症・脳卒中のリスクが26%低下
 (なかでも脳出血のリスクは46%低下)

毎日の入浴で健康が手に入る!


* * *

入浴の基本は、40℃のお湯に10分、肩までつかること。夏は38℃のお湯に20分(10分ずつに分けてもOK)でもいいそうです。ぜひ試してみてくださいね!

イラスト/イラカアヅコ 編集協力/オフィス・エール

文=高梨奈々

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<レタスクラブ2026年9月号より>



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▼『レタスクラブ ’26 9月号』は「夏の疲れ解消ごはん」特集!▼

暑さや食欲不振、冷えなど、あらゆる夏の疲れを解消すべく、栄養満点のレシピを藤井恵さん、榎本美沙さん、香取薫さんの3名の料理家にたっぷり教わりました。また、料理家がリアルに作る疲労回復ごはんもお見逃しなく!/鉄分たっぷり「かつおのおかず」/体の中から整えてやせる&美肌になる「美腸栄養スープ」/かわいい&簡単な「ヨーグルトスイーツ」/【とじ込み付録】「かさ増しマジックレシピ」&「トマトのおかずBOOK」/【毎号付録】献立の悩みから解放される!と話題の「月~金×4週分の晩ごはん 9月の平日ラク献立カレンダー」/【大人気連載】オトナのNEWSは加藤シゲアキさん登場!/コミックエッセイも多数!レタスクラブ9月号をぜひお楽しみください。



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