【クイズ】どうしてにぎり寿司は2貫でワンセットなの? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(17)

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第17回目をお送りします。
◇ ◇ ◇
にぎり寿司はなぜ2貫ずつ出てくるのか?
寿司屋で出てくるにぎり寿司は、たいてい二つでワンセットになっている。どうして一つではないのだろうか。
これにはいくつかの説があるが、有力なのは江戸時代の風習に起源があるとする説だ。
握り寿司が登場したのは、文化・文政年間(1804〜30)の頃で、江戸・本所(ほんじょ)(現在の東京都墨田区)の華屋与兵衛(はなやよへえ)という人物が考案したとされる。当初はおし寿司だったが、やがて握り飯に魚をのせることを考え出し、
江戸っ子たちの心をつかんだそうだ。
当時、出される寿司は握り飯大というかなりの大きさで、それは庶民が使っていた紐(ひも)を通した穴あき銭1貫分(50枚)とほぼ同じ大きさだった。そこから、にぎり寿司を1貫、2貫と呼ぶようになったという。
しかし、当時のにぎり寿司は種類が少なく、一つがとても大きかったため、そのままでは食べにくい。そこで、食べやすいように半分に切って、二つ出すようにしたのだが、「それなら最初から二つ握ったほうが早い」ということになった。これが、二つ(2貫)でワンセットという習慣のルーツだという。
また、一つずつ出すよりも二つ出したほうが、料金を計算しやすいからという説もある。
監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)
Information
頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学
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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。
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