【クイズ】昔エジプト女性がアイシャドーをしていた目的は? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(52)

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第52回目をお送りします。
◇ ◇ ◇
アイシャドーは「虫除け」!?
目元に陰影をつけることで、顔全体を立体的に見せる効果があるアイシャドー。目の縁を少し描いただけで印象がガラリと変わる人気の化粧品である。
その歴史は古く、紀元前3500年頃のエジプトの女性は、すでにアイシャドーをしていたといわれる。しかし、これは現在のアイシャドーのように、自分の顔を美しく見せるためのものではなかった。その目的は、なんと「虫除け」だった。
当時、エジプトのナイル川ではメマトイというハエが大量に発生した。そのハエは人間の目から出る水分を求めて集まったことから、それによって眼病になる人が相次いだ。そこで、ハエが目に入るのを防ぐために、人々はアイシャドーを目の周りに塗るようになったのだ。
当時のアイシャドーには、黒と緑の染料が使われた。緑は孔雀石(くじゃくいし)(マラカイト)、黒は粘土鉱物の一種であるコリライトを砕いて細かくすりつぶした粉末。これを油で練って、香料を溶け込ませたものを両目のまぶたに厚く塗ったのだ。こうしてアイシャドーを塗った目には、魔除けの役割もあったとされている。
アイシャドーの風習はギリシャ、ローマ時代にも続き、後にベールで顔を隠すアラビアの女性のおしゃれとして継承。
18世紀には舞台化粧として用いられたが、一般に普及するのは20世紀も半ばになってからだった。
監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)
Information
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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。
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