正方形は全部で何個!?発想力、認識力、注意力を鍛えるパズル 算数脳(12)【連載】
AI化が進むなかで、論理的思考を身につけておくことはとても大切。社会人の素養としても必須の数学的思考を育てるパズルで、「できる脳」を育てましょう。単なる知識を超え、論理的思考力と柔軟な発想力を鍛えるパズルに、ぜひ挑戦してみてください!
※この記事は『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』(松永暢史・星野孝博/KADOKAWA)からの抜粋です。
下の枠(わく)の中で、点をつないでできる正方形は、 全部で何個あるでしょう。
点は何個でもつなぐことができます。 ただし、同じ大きさでも、つなぐ点がちがえば、別の正方形として数えてください。

☆大きさで分けて数えましょう。
(スクロールすると答えがあらわれます)
【答え】20個

解説
このような問題を出すと、ほとんどの小学生は実際に点をつなぎ、正方形を描きながら数えていきます。すると、どれを数えたかがわからなくなり、何度か数え直すうちに、どこかでミスをして正しい答えにたどり着けません。
それほど頭をひねる問題でもないのですが、これを解くには、
(1)どういう手順で数えるかという発想力
(2)形を見つけ出す図形の認識力
(3)正確に答えを導き出す注意力
という3 分野の能力が必要なのです。
数え方は思いついたけど形を見落としてしまった人は、(2)の図形認識力が不足していますし、形はすべて見つけたけど数を間違えた人は、(1)の発想力や(3)の注意力が不足していることになります。
また、今回4×4の点なので、力技で数え切った人もいるかと思いますが、5×5の点になると、おそらく無理になるでしょう。形は10 パターンで、合計50 個になるので、こちらにも挑戦してみてはどうでしょうか。
Information
『頭のいい小学生が解いている算数脳がグンと伸びるパズル』
これからの受験を乗り切るためには、論理的思考ができる数学能力が大切。単なる知識を超えた、論理的思考力と柔軟な発想力を育てるには、パズルが効果的です。大人にも挑戦しがいのあるパズルを全101問取り揃えました。
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著者:松永暢史(まつなが・のぶふみ)
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。教育環境コンサルタント。教育や学習の悩みに応えるV-net主宰。「受験のプロ」として音読法や作文法、サイコロ学習法などを開発し、執筆や講演などで活躍。『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』『ガミガミ言わずに子どもを勉強させる方法』など著書多数。
星野孝博(ほしの・たかひろ)
1970年、愛知県出身。東京理科大数学科卒業。日本パズル協会代表理事。日本で唯一、教育的メカニカルパズルを専門に扱う(株)クロノス代表取締役。パズル制作のほか、パズルショップやクロノスパズル教室の運営を行う傍ら、Eテレアニメ『ファイ・ブレイン~紙のパズル~』の監修などにも携わるなど幅広く活躍。
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