若者が使うまじは今時の言葉ではない/どっこいしょは身心を清める言葉!? 大人の最強雑学1500(13)
若者が使う「まじ」は〝今時の言葉〞ではない
「まじ、ムカつく」のように使う「まじ」は、現代の若者の話し言葉の代表格ともいえるが、じつは江戸時代に使われていた古い言葉だ。
江戸語の辞典によると、まじは「まじめの略、真面目・本当」などの意味で、1781(天明元)年に刊行された『洒落本 にゃんの事だ』にも、「気の毒そふなかほ付にてまじになり」などと「まじ」が登場している。この言葉は当時、主に芸人の楽屋言葉として使われていたそうだ。

しかし、前述の「まじ、ムカつく」などには「超」「とても」のようなニュアンスもあり、若者たちが古い言葉を現代風にアレンジしたものともいえるだろう。
「どっこいしょ」は身心を清める言葉!?
椅子から立ち上がる時などに、思わず「どっこいしょ」という言葉を発してしまうことがある。この言葉の由来は諸説あるが、有名なのは仏教にルーツを求める説だ。

日本では昔から、山に祖先の霊や神様がいると信じられており、信仰の対象として山に登る風習があった。その際に唱えていたのが「六根清浄」。「六根」とは目・鼻・耳・舌・身・意(心)を指す仏教用語で、この六つから生まれる欲望を断ち切り、身心を清めるために唱えたという。これが転じて「どっこいしょ」になったわけだ。
一方、民俗学者の柳田國男(くにお)は、相手の行動や発言をさえぎる感動詞「どこへ」が語源で、これが「どっこいしょ」に変化したとしている。
著=雑学総研/「大人の最強雑学1500」(KADOKAWA)
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