「女の悩み」にズバリ回答!「義兄ばかりかわいがる しゅうとめ」

#くらし   

どこまでも逃れられない女の悩み、勇気を出して向き合ってみませんか。夫、しゅうとめ、親族、恋人、人間関係、仕事、子育て、将来の不安…。作家の桜木紫乃さんが皆さんの相談にお答えします。

【お悩み】

私の夫は次男ですが、しゅうとめは長男である義理の兄ばかりをかわいがります。義兄夫婦との会話や、彼らが来たときの様子からそう感じます。義両親の家の近くに住み、事あるごとに車を出し、何かと世話を焼いているのは私たち夫婦なのに。最近では、義兄夫婦に会うのも嫌になってきて、態度に出さないように苦労しています。かといって、夫にいうわけにもいかず、何だか悔しいです。しゅうとめの考えを知りたい気もあります……。 (茨城県 ユウコ 38歳)

【桜木さんの回答】

老いた親は風見鶏。この先2人のお嫁さんに対する「どっちが老後のお世話をしてくれるのかな?」という探りはいっそう増えそうな気配だなあ。近所に住んでいるのが次男夫婦となれば「どっちにも期待する」これ人情。しゅうとめにしてみれば「あんなに苦労して息子を2人も育ててどっちも面倒見てくれなかった」という事態は避けたいところだもん。老親の理想は「どっちも面倒見てくれるっていうの。どうしよう、体は1つしかないし」。

でもね、この両てんびん問題の核心は実は嫁としゅうとめじゃないの。亭主よ、亭主。息子たちは大した泥もかぶらずに、先にケツまくった嫁が悪者になる仕組みができてるの。長男次男を問わず、責任を感じてる人間は、そうそうやさしい顔ばかりもしていられない。ここは、今後のためにも夫に「どう思ってる? 正直私は悔しい」と素直に打ち明けてみませんか。夫婦の足並みが揃わないと、この先がしんどそう。その気持ち、もしかしたら男と女の溝を埋めるチャンスですよ。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

回答者:桜木紫乃さん
さくらぎしの/作家。北海道生まれ、在住。子ども2人を育てながら作品を発表。2013年、『ホテルローヤル』で直木賞を受賞。最新刊は『氷の轍』(小学館)。

イラスト(桜木さん似顔絵)=伊藤和人

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