お湯を回し入れるのは間違い!? “おうちコーヒー”をより美味しくする2つの裏ワザ

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世界一の焙煎士が教えるおうちコーヒーをより美味しくする方法


最近では、本格的に豆からコーヒーを淹れる人も増えてきましたが、豆の選び方や淹れ方にこだわるとさらにおいしく仕上がります。そこで今回は、プロの教える美味しいコーヒーの淹れ方を紹介していきましょう。

コーヒー豆は“銘柄”より“豆の色”で選べ


2月6日放送の「マツコの知らない世界」(TBS系)には、世界一の焙煎士・後藤直紀さんが登場。“おうちコーヒー”がさらに美味しくなる方法を教えてくれました。

まずはコーヒー豆の選び方ですが、後藤さん曰く「コーヒー豆は銘柄ではなく豆の色で選べ」とのこと。豆はローストの深さや浅さで風味や色味に違いがあり、たった1分煎る時間が違うだけでかなりの差が。この日後藤さんが持ってきたコーヒー豆の中で一番深煎りだったのが焙煎時間15分のもので、色は濃く、苦みが強い味がするそうです。

一方で一番浅煎りの11分のコーヒー豆は、色は浅く、酸味が強い風味に。焙煎時間の違いによって、同じコーヒー豆でも“酸味”と“苦み”のバランスが変わってきます。後藤さんによれば、「コーヒーの好みは“酸味”と“苦み”のバランスで決まる」ため、まずは銘柄よりも豆の色で好みの風味を探した方が、自分に合ったコーヒーを見つけやすくなるそうです。

【写真を見る】コーヒー豆はまず“豆の色”の好みを決めるのが大事


おうちコーヒーの味が変わる! 超簡単2つの裏ワザ


自分好みのコーヒー豆を選んだら、あとは淹れ方。今回後藤さんが教えてくれた淹れ方のポイントは2つで、まず1つ目は「お湯は80℃~90℃」というものです。温度計なしで80℃~90℃にするのは大変ですが、沸騰したお湯を一度別の容器に移してからやかんなどに戻すと80℃~90℃になるとのこと。沸騰したばかりのお湯で淹れた時と比べ、雑味が出にくくなります。

そして2つめのポイントは「お湯を注ぐ際はむやみに回さない」。ペーパーフィルターでコーヒーを淹れる時は最初に少量のお湯でコーヒーの粉を蒸らし、その後中心付近に少しずつお湯を注いでいきます。この時にお湯の注ぎ口が細い容器を使うと上手くいくのですが、後藤さんは紙コップで代用。沸かしたお湯を一度紙コップに入れ、細く注いでいきましょう。

中心にお湯を注ぎながらコーヒーを淹れるとフィルターのフチの粉の層が崩れず、その層が雑味を取り除く働きをしてくれるので、すっきりとした味わいのコーヒーに。視聴者からは「さっそく試してみたけど確かに以前より美味しい気がする」「すごいコーヒーを淹れたくなってきた!」「1回めっちゃこだわってコーヒーを淹れてみたいな」との声が上がっていました。

コーヒー愛好家も御用達の“ネルドリップ”とは?


布のフィルターで抽出を行う「ネルドリップ」


番組で紹介された方法以外にも、コーヒーの淹れ方は様々。「UCC」の公式サイトでは、ペーパーフィルター以外の器具を使ったコーヒーの淹れ方が紹介されています。

例えば布のフィルターで抽出を行う「ネルドリップ」は、ネルフィルターに一度お湯を通してから固く絞って水けを切り、しわを伸ばしてセット。コーヒーの粉を入れてからお湯を少量注いで、20秒ほど蒸らしましょう。その後はペーパーフィルターの時と同じようにお湯を注いで完成。

ちなみに初めて使用するネルフィルターは、一度水洗いしてコーヒー液で20分ほど煮るとコーヒーが馴染みやすくなります。普段何気なくコーヒーを飲んでいるという人も、一度本格的に美味しいコーヒーを追及してみてはいかが?

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