おっさん3人がひたすら着席!?「ニトリ」の商品開発がお値段以上な理由

#くらし   
「ニトリ」の独特な耐久テストとは?


「お、ねだん以上。」というキャッチフレーズでお馴染みの家具・インテリア用品店「ニトリ」は、何故お値段以上の商品を開発できるのでしょうか。今回はそんな「ニトリ」の裏側を紹介していきましょう。

地道な商品開発でお値段以上!


今年11月に放送された「ゲンバビト」(TBS系)では「ニトリ」を特集。商品開発などを行う“ゲンバビト”たちに密着していました。

例えばコタツ専用の椅子“コタツチェア”にも、「ニトリ」ならではの細かいこだわりが。

高齢者でも簡単に組み立てられるよう、脚を取りつけるための突起の位置が工夫されています。

具体的には本体の左側前方にだけ突起があるという仕様で、対応する“左脚”しか取りつけられません。

つまり構造上誤って組むことができない仕組みになっているそうです。

また徹底した“耐久テスト”も、商品の品質を管理するための重要な要素。

そんな耐久テストを担当している「技術開発室」では、“技術評価会”というものが行われています。

これは開発段階のサンプル品を検査する会で、一定の評価を得られないと商品化できないとのこと。

この日の番組では、“ソファベッド”の技術評価会が放送されました。

サイズや重量の計測、問題点の洗い出しなど様々なチェックをしていたのですが、中でも独特なのが「いじわるテスト」。

あえて製品に負担をかけて、想定外のことが起こっても破損しないかテストするそうです。

ソファベッドのいじわるテストは、スタッフの3人がひたすら座ったり立ったりするというもの。

この地道な作業には、MCのピエール瀧も「まさかおっさん3人で本当に座ってるとは……」と驚いています。

番組の視聴者からも「こだわりがすごいし、働いている人の意識が高い」「ニトリのゲンバビトさんたちの働きがお値段以上!」「ニトリのソファっておっさん3人が座ってテストしてるのか」といった声が上がっていました。

「ニトリ」のお値段異常な新商品


【写真】「Nクリック」シリーズが2018年度グッドデザイン賞に!


創業者・似鳥昭雄さんの「似鳥家具店」から始まった「ニトリ」ですが、現在も様々な新展開を見せており業界をけん引しています。

今年はスウェーデンのヴァーリンゲ・イノベーション社と特許使用契約を締結し、「Nクリック」シリーズを開発。

10月より全国の店舗で販売がはじまりました。

同シリーズの組み立て式チェストは、特殊な連結方法により約10分での組み立てが可能に。

また“ネジ”を使用しないため外観もよく、「Nクリックボックス」は2018年度グッドデザイン賞を受賞しています。

数々のお値段以上な商品を世に送り出してきた「ニトリ」。一体今後は、どのような家具が開発されるのでしょうか。

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