大きくしてほしいと願う一寸法師。打ち出の小づちを使ってみると…「一寸法師のねこ」/ねこむかしばなし(17)
◆大きなつづらと小さなつづらとねこ
◆元となったむかしばなし
舌切り雀
むかしあるところに雀を飼っているおじいさんとおばあさんがいました。
ある日、雀は障子のノリを食べてしまい、怒ったおばあさんに舌を切られ、追い出されてしまいます。おじいさんが探しに行くと、仲間と一緒に雀が暮らすお宿を見つけました。おじいさんは雀にもてなされ、お土産に小さなつづらをもらいました。
家に帰ってつづらを開けると、中から宝物が出てきます。大きい方のつづらならもっと入っているに違いないと考えたおばあさんはそのお宿に向かい、大きなつづらを持って帰りました。
家に帰る途中で待ちきれなくなったおばあさんがつづらを開けると、中から蛇やおばけが出てきます。おばあさんは逃げるようにして帰っていったのでした。
著=ぱんだにあ/『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)
この記事に共感したら
Information
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。