3位は睡眠、2位はスキンケア、1位は…？主婦層が美容のために気を付けていること

「美容」のために意識したり行動したりしていることがあれば教えてください。（複数回答可）

【1位　食事…164票（59.4％）】
・「１番は食事。発酵食品や果物を食べるようにしています」
・「ごはんを食べ過ぎない！」
・「味噌汁を毎日とる」
・「温野菜をたくさんとったり、鉄分が多く含まれた飲み物を毎日摂取しています」
・「乳酸菌を含む食品(ヨーグルト、納豆、キムチ、オールブラン)を意識してとっています」
・「起きてすぐと夜寝る前に白湯を飲む。日中も常温の水を飲む」
美容はもちろん健康に欠かせない栄養源であり、日々の活力のエネルギー源でもある食事がやはり1位。野菜や発酵食品を意識的にとったり、なるべく温かいもので体を冷やさないようにするなど、体の中から美容にアプローチするという意識がうかがえました。

【2位　スキンケア…148票（53.6％）】
・「スキンケアをやりすぎず、良いものをシンプルに使う」
・「風呂上がりすぐに化粧水をつける」
・「日焼け止めを起きたらすぐ塗る」
・「多少値段は高くても肌に合う化粧品を使っている。安いのでもいいかなと試してみても、結果合わなくて元に戻ることが多いので、もうほとんどお試しもやめました」
しみや乾燥が気になるという人が多く、ケアも日焼け対策と保湿に重点がおかれていました。ただ、じっくりケアする時間は取りづらいため、肌に合う良い化粧品を使ったり、タイミングを逃さず早めにケアしたりなど、時短でも効果が期待できる方法が人気なよう。「保湿クリームを塗る際はマッサージ！」など、ながらケアの工夫も見られました。

【3位　睡眠…139票（50.4％）】
・「ゴールデンタイムには寝る」
・「とりあえず6時間の睡眠時間は確保するようにしています」
・「子どもが寝る時間に寝ます」
睡眠は、1日の疲れをとって、脳もカラダも休める大切な時間。「子どもが寝た後こそ自分時間！」と、つい夜遅くまでドラマや動画を観たくなってしまうことがあっても、 「少なくとも眠気を我慢してまで夜更かしはしない」と、そこはなんとかセーブしているようです。

【4位　規則正しい生活…114票（41.3％）】
・「睡眠も食事も、毎日規則正しい時間に」
早寝早起き、1日３食のバランスの良い食事、適度な運動など、毎日の生活リズムを崩さないことが、やはり体の調子を整える基本ですよね。

【5位　運動…108票（39.1％）】
ジムに通ってしっかり運動するというよりも、
・「筋トレのメニューを考えてくれるアプリを入れて家で筋トレ」
・「ドライヤーをあてる時間がもったいないので、髪を乾かしながら骨盤体操。入浴中に太ももをお腹に寄せる体操」
など、自宅ですき間時間にできる簡単な運動をしたり、
・「なるべく歩いて買い物に行く」
・「階段を使う」
・「機敏に動く」
・「健康維持も含めて、常に綺麗な姿勢を意識するようにしています。（特に背筋）」
など、普段の生活に意識的に運動要素を取り入れている人が多く見られました。

【6位　入浴…91票（33.0％）】
・「湯船に必ずつかる」
・「入浴時間を大切にしています。1日の疲れをとる一番大切なリフレッシュの時間」
・「お風呂の時に、全身コロコロローラーかけ」
意識的に入浴時間をとれている人は1/3程度。子どもが小さいと、なかなか自分1人でゆっくりお風呂に入れないことも多く、「本当は毎日ゆっくりお風呂に入りたい！」 と嘆く声も。

【7位　サプリメント…65票（23.6％）】
・「肌のためにビタミンCとハトムギサプリ」
・「腸活サプリを飲んでいます！」
食事だけではとり切れない栄養素を手軽に補えるサプリメント。多少コストはかかるものの、ケアにかかる時間はほんの1秒なので、便秘など気になる症状が改善するなら儲けものかもしれません。

【8位　ダイエット…57票（20.7％）】
・「野菜から食べる、白湯を飲む、炭水化物を控える」
・「暴飲暴食しない、晩御飯は糖質抜き、間食は控える、筋トレやストレッチやウォーキングを時間がある時にする」
・「毎日の散歩、体重チェック」
ダイエットも、極端な食事制限やジムに通ってハードな運動というよりも、無理のない範囲でやせやすい生活習慣に変えていくという方法がとられていました。確かに無理しても続かないし、子育てでへとへとなところに過酷なダイエットなんてしたら、それこそ体壊しちゃいますよね。日々忙しい私たちには、ゆるっと長く続けるスタイルが合っているようです。

【8位　オーラルケア…57票（20.7％）】
「口元から綺麗になろうと思い矯正中です！」
マスク生活が続く中、この機会に矯正を始める人も。

【10位　健康食品…28票（10.1％）】
・「サプリメントお酢を飲んでいます」
・「青汁を飲む」
・「コラーゲンや食物繊維など、基本的には食事でとるよう心がけていますが、食事だけでとれない時は美容ドリンクを飲むように」
サプリメントと同じく、食事だけでは不足しがちな栄養素の補給に役立つ健康食品。中でも、手軽にとれるドリンク類が人気を集めました。

アンケートの結果、「美容家電」や「エステ」は10位圏外。そういった直接的な行動よりも、「食事」「スキンケア」「睡眠」のような、基本的な生活をしっかり行うことに重点を置いている人が圧倒的に多いことがわかりました。

商品購入時は入念な下調べで失敗を回避

なるべくお金をかけず、普段の生活の中で美容に取り組んでいる中で、美容関連の商品を購入する際は、どのように選んでいるのでしょうか？

「美容」に関する商品を購入する際、一番はじめに取る行動に近いものを選んでください。

ドラッグストアに行く…96票（34.8%）
インターネットで口コミを検索する…91票（33.0％）
インターネットで商品サイトを検索する…46票（16.7％）
SNSで商品を検索する…18票（6.5％）
知人・友人に口コミを聞く…11票（4.0％）
百貨店・専門店に行く…10票（3.6％）
インターネット通販サイトを開く…3票（1.1％）
その他…1票（0.4％）

商品を購入するとなった時には、ほとんどの人がとりあえずは「調べる」ことから始めています。そこで、上位4項目について、その行動をとる理由を尋ねてみました。

【ドラッグストアに行く】
・「目で見て、わからないことは尋ねて確認した方が良いと思うから」
・「実際にどんな商品があり、いくらくらいか値段も知りたいから」
・「近いし、ゆっくり品物を見ることができる」
・「まずはドラッグストアで実物をみてテスターを使ってみたい」

【インターネットで口コミを検索する】
・「同じ肌悩みを抱えている人がすすめている商品から選べば失敗が少なそうだから」
・「口コミも数が多ければバカにできない。多くの人が良いと思うものから試してみたいから」
・「良いところも悪いところも知ることができるから。「合わなかった」などマイナス意見を特に注視して、試してみるかの参考にしています」

【インターネットで商品サイトを検索する】
・「まずはどんな商品なのかを知りたいので」
・「簡単に購入できる」
・「モニター募集をしていたり、サンプルをもらえることが多いから」
・「あまりお金をかけたくないので、調べてネットの方が安ければネットで購入する」

【SNSで商品を検索する】
・「SNSが一番身近なものに感じる。検索しやすい」
・「信頼できるインフルエンサーさんのおすすめを買います」

上記理由のほかにも、「実際に商品を見に行きたいけど、子連れだとじっくり店頭で商品を確認するのは難しいので、ネットなどで商品を比較検討するようになった」という声も多く寄せられました。美容商品というのは、自分に合わなければ結局使えないため、購入前の入念な下調べが欠かせないようです。

子育て世代が切望する美容商品とは？

しみ、しわ、白髪など、美容に関する悩みも増えてくる子育て世代は、どんな美容商品を求めているのでしょう？最後に「あったらいいな」と思う美容商品について聞いてみました。

・「しみが本当に消えるクリームが欲しいです」
・「マスクの下に貼っておくことで、しみが取れる絆創膏みたいな商品」
・「しみはがしシート」
・「ほうれい線が目立たなくなるサプリ」
・「ホントにリフトアップする安いクリーム」
・「寝ている間にたるみが改善されるシート」
・「家庭で簡単にできるニキビ跡ケアの商品」
・「簡単に白髪が染まり、色持ちも良い白髪ケア用シャンプー。手も汚れない」
・「白髪を改善できる頭皮用の美容液のようなもの」

どれも本当にあったら嬉しいですよね。今はまだ夢のような商品に思えるかもしれませんが、技術革新はいつも私たちの想像を超えてくるもの。いつかこれらの商品が店頭に並ぶ未来もくるかもしれません。また、
・「とかすだけで、一日中ずっと髪の毛がサラサラなストレートヘアになれるくしがあると嬉しいです」
・「ヘアケアがひとつで完了するアイテム」
・「1本で全てを補える化粧品が欲しい」
・「これを貼ればメイクが完成するマスク！」
・「一週間ほどもつ眉ライナー」
など、手間いらずの時短アイテムにも人気が集中。忙しくてなかなか美容に時間を割けない！という心の叫びが聞こえてくるようです。

また、商品以外としては、以下のようなサービスを期待する声も。
・「大抵お得に試せるのは1回なので、効果がわかるまでお得に試せるサービスがあったらいいなと思います」
・「美容のことを一気に相談して、悩みを解決するための商品紹介やスキルを教えてくれる総合美容サロンがあれば嬉しいです」
確かに、美容商品はたくさんあるため、自分に合ったものを選ぶのは本当に大変ですよね。「自分に似合うメイクがわからない」「自分の肌質・髪質に合うお手入れ法がわからない」と悩んでいる人も多かったので、メーカーなどの垣根を越えて、自分に合った商品やケア方法を教えてくれる美容のコンシェルジュ的なサービスはニーズが大きそうです。

美容の悩みを抱えつつも、子どもに手がかかるためになかなか自分のための美容時間を確保できない私たち。年を重ねていくことは自然の摂理ですが、それにいい意味で抗っていくための味方となる美容商品に出合いたいものですね。

文=酒詰明子