家族全員で母の入院先へ。そこにあったのは、回復するどころか病人そのものの母の姿でした【48歳で認知症になった母】(20)

#くらし   
回復するどころか…

『48歳で認知症になった母』 20話


65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」といい、全国で4万人近くいると言われています。
長野県御代田町のケアマネジャー、美齊津康弘(みさいづやすひろ)さんのお母さんは、48歳で若年性認知症を発症しました。

小学5年生から介護が始まった僕のお話


美齊津さんはまだ元気だったお母様のことを「明るくて活発でよく笑う母でした。誰にでも優しくて、私は母から怒られた記憶はありません。」と思い出してくださいました。
「そんな母が、時々、鏡に向かって独り言を言うようになり、次第に周りに人がいても、鏡を見ると話を始めてしまう。そのうち母の独り言はどんどんエスカレートしていきました。」と語ります。
当時、美齊津さんは小学5年生。お母さんの病気の発症が、幸せだった毎日を徐々に変えていったそうです。


面会に行くことになりました

お母さん良くなってるかな

すっかり病人のようになっていました

ちー子みんなのこと分かるか?

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