認知症の母の困った行動が増えていく。この現実から逃げ出したい、そんな思いが強くなる/48歳で認知症になった母(9)

#くらし   

夕方は徘徊する母を探す日々

病気のせいと分かってるのに母への暴言が止まらない

帰宅して…

言葉にならない感情がこみ上げる


「母の認知症が進行していくに従い、どんどん不安が大きくなっていきました。今まで頼りになる存在であった母が崩れていくことへの不安、それに伴い自分の生活がこの先どのように変わってしまうのか分からない不安に常に怯えていました。
最初の頃は母の行動や言動を受け止めることができず、『これは夢に違いない。ある日目が覚めたらお母さんは元通りになるはずだ。』といつも考えていました。」と語ってくださった美齊津さん。
美齊津さんが背負っていた、誰にもわかってもらえないという孤独感には胸が締め付けられます。

原案=美齊津康弘、漫画=吉田美紀子/『48歳で認知症になった母』

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