ビーフジャーキーもだめ!? 海外旅行先から日本に持ち込めない食べものは意外に多い
格安航空会社(LCC)の台頭や連休が増えたことで、海外旅行もすっかり身近になりました。とくに気軽に行ける東南アジアは、野菜やフルーツもおいしく、ついお土産にしたくなりますよね。でも、海外の食べ物は、せっかく買っても日本に持ち帰れないケースがあることをご存じでしょうか。
植物や肉、乳製品は「検疫法」でチェックされる
日本へ輸入されている野菜や果物のほとんどが、「検疫法」という法律で管理されています。ものによって入国前に検査が必要なほか、そもそも国内へ持ち込むこと自体がNGのものもあります。
これは個人がお土産として日本へ持ち込むときや、日本から海外へ持ち出す場合も同じで、野菜や果物といっしょに、その国にない病原菌や害虫などが侵入するのを防ぐ目的があるのです。
ビーフジャーキーにチーズまで! 旅行前にチェック
植物防疫所では、今年の7月25日に公式サイトにて、国内や旅先へ持ち込めない野菜や果物についてのお知らせを発表しました。夏休みを利用して海外へ出かける旅行者も多くなる中、「海外に旅行される皆さまへ」と題して注意を呼びかけています。
規制される食物は国によってさまざまですが、ビーフジャーキーやチーズといった、一見問題がなさそうなお肉や乳の加工食品も対象に。
例えば、2016年の日本人観光客が約137万人と相変わらずの人気を誇るハワイから持ち込みが禁止されているくだものだと、オレンジ等のかんきつ類、キウイフルーツ、さくらんぼ、バナナ、パパイヤ、グアバ、マンゴー、りんごなどが挙げられます。
現地の野菜や果物は、新鮮なうちにおいしくいただき、持ち帰るのは思い出だけにしたほうがいいかもしれませんね。植物防疫所の公式サイトでは、旅行者用に持ち込み禁止のくだものや野菜が簡易検索できるデータベースがあるので気になる人は海外旅行前にチェックしておきましょう!