諸悪の根源は「首の後ろの筋肉」? 全身の緊張をとるための大切な部位を知ろう!/イラスト見るだけ整体(1)

「首の後ろの筋肉」が大事!

あまり使わない背中を動かしてアプローチ! ルーティン化したい「美体感エクササイズ」
『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』 1回【全8回】


猫背や疲れ、肩こりに腰痛。あらゆる体の不調を改善する手助けをしてくれるのが、難治性患者専門の特命理学療法士であり、無意識の筋緊張を取り除く身体技法「アレクサンダー・テクニーク」の第一人者・大橋しんさん。

たくさんの患者を快方へと向かわせたという大橋さんが提案する、体の各部位をほぐしていくことで慢性的な筋緊張を取り除き、体を楽にする方法をご紹介します。

※本記事は大橋しん著、芦田京子監修の書籍『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』から一部抜粋・編集しました。


一番大切なこと
首こり・肩こりの改善

全身の緊張をとるために、一番大切な「体の部位」はどこだと思いますか?

全身の緊張をとるために、一番大切な「体の部位」は?


一番大切な「首」を長く自由に

一番大切な「首」を長く自由に


諸悪の根源は「首の後ろの筋肉」の緊張だった

イキイキと動くために最も重要なことは、「首の後ろの筋肉」がこわばっていないこと。イラストで示したところがこわばっていなければ、頭と背骨はお互いに自由に動けます。

反対に、首がかたいと、背骨に対し頭を固定してしまうことになります。するとすべての動きにブレーキがかかって、大変な努力が必要になってしまいます。

人間も含めた、すべての脊椎動物の最大の弱点は首です。首には、脳と体を結ぶ脊髄や動脈が通っています。そのため、首をギュッとつかまれたり、噛みつかれたりすると、全身がうまく動かせなくなります。

問題なのは、首の後ろの筋肉がかたまって、頭が固定されている状態が当たり前になってしまうことです。動きが封じられるばかりか、「脳血流の低下」「脳内ホルモンのアンバランス」「自律神経の乱れ」「血圧の上昇」「心臓血管への負担」をドミノ倒しのように引き起こしてしまいます。

いずれも「生活習慣病」になるリスクを高めるものです。早くその重要性に気づいて、首を自由にしてあげましょう。

著=大橋しん、監修=芦田京子/『筋緊張がとれ、自律神経が整う イラスト見るだけ整体』

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