不思議! 養鶏業者は減っているのに卵の出荷数が増加する理由

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卵を食べられるのは養鶏に従事する人たちのおかげ。


農林水産省が今年7月に公表した畜産統計によると、採卵鶏の飼養戸数が前年に比べて90戸減少しました。これは昨年だけのことではなく、いまから9年前の平成20年より、毎年4%ずつ戸数が減り続けています。しかしながら、飼育されている鶏の数自体は、ここ2年ほど増加しています。これは、いったいどういうことなのでしょうか?

 

養鶏が大規模化するのはなぜ?


統計資料によると、今年の採卵鶏の数は1億7,636万6,000羽となっており、前年に比べて301万7,000羽も増えています。飼育する業者の数が減る一方、平成26年度より飼育数は連続で増えていることから、一戸あたりの養鶏数も増えており、大規模化しつつあることがうかがえます。

その理由は、ズバリ養鶏業界の高齢化と後継者不足。大規模化しているのは養鶏が好調だからではなく、資材や飼料の高騰などのリスクに対して、規模の拡大で対処していることが理由なんですね。

 

大規模化のおかげで卵は気軽に食卓に!


卵の出荷数は、養鶏の大規模化のおかげもあり順調に伸びています。昨年度の1人当りの家計消費量は前年比104%で、これは私たちの食卓にて卵が使わる回数が増えていることを示しています。スーパーに行けばいつでもお安く手に入る卵は、家計を頼もしく支えてくれる食材の1つ。今年も安定して供給される見通しなので、お財布がピンチのときも一安心ですね。

そんな安定供給も、養鶏にたずさわる人たちの努力があってこそです。卵料理を口に運ぶときも、その想いを忘れずに、ありがたくいただきたいですね。

価格が安定しているのも卵の魅力。


 

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<材料>(2人分)

まいたけ…1パック

しめじ…1パック

ツナ缶…1缶(約80g)

溶き卵…3個分

三つ葉…適宜

みりん、しょうゆ、塩

<作り方>

1.まいたけは食べやすい大きさにほぐし、しめじは小房に分ける。ツナは缶汁をきる。

2.フライパンに水1/4カップ、みりん大さじ1、しょうゆ小さじ1/2を入れて火にかける。煮立ったら1のきのこ、ツナを加えて、2~3分煮る。

3.塩少々で調味し、溶き卵を2回に分けて回し入れる。表面が固まってきたら火を止め、ふたをして30秒~1分蒸らす。器に盛り、三つ葉をざく切りにしてのせる。

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