『パンどろぼう』のパンを作ろう! 外はカリっと中はふんわり「ぼうしパン」/せかいいちおいしいパンレシピ(2)

甘くておいしいケーキ生地をのせて焼くと帽子の形に♪

パウンド型があれば作れる! 『パンどろぼう』のおいしい「しょくパン」レシピ/パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ(1)
『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』 2回【全7回】


イラストレーター・絵本作家の柴田ケイコさんが手掛ける、シリーズ累計320万部突破した大人気絵本「パンどろぼう」。世界中のおいしいパンを探しもとめるパンどろぼうが、お目当てのパンを担いで逃げていく…!? そのシュールな面白さは、子どもだけでなく大人の心もつかみ、巷で話題となっています。

さらに、絵本に登場するパンを再現したレシピ本『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』は、料理レシピ本大賞2023 in Japan 第10回 【こどもの本賞】を受賞! 「親子で作ると楽しい」「大好きな絵本の本物のパンに子どもが大喜び!」と好評の声が多数寄せられています。今回はそんな『パンどろぼう』のパンを再現するレシピをご紹介します!

※本記事は料理/吉永麻衣子、原作/柴田ケイコの書籍『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』から一部抜粋・編集しました。


ぼうしパン

甘くておいしいケーキ生地をのせて焼くと帽子の形に♪

甘くておいしいケーキ生地を
のせて焼くと帽子の形に♪

絵本の何ページに出てくるパン?

登場:パンどろぼうVSにせパンどろぼう P.3

材料(8個分)

パン生地

●パン生地
基本生地…全量(作り方は下記参照)

ケーキ生地

●ケーキ生地
バター…75g(室温にもどす)
砂糖…75g
溶き卵…45g
バニラオイル…2~3滴
薄力粉…75g
帽子のつばを大きくしたい場合は分量を1.5倍にしても!

その他の材料、チョコペン

●その他
チョコペン(白)…1本

下準備

ケーキ生地を作る
1 ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまで泡立て器で混ぜる。

2 砂糖を加えて混ぜる。溶き卵を少しずつ加え、そのつど混ぜ合わせたら、バニラオイルを加えて混ぜる。

3 薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで切るように混ぜる。ラップをかけ、すぐに使わない場合は冷蔵庫に入れておく(使う少し前に冷蔵庫から出して室温にもどす)。

ケーキ生地の完成!


作り方

台とパン生地に打ち粉をふり、生地を容器から取り出し、カードで8等分にする

1 台とパン生地に打ち粉(強力粉/分量外)をふり、生地を容器から取り出し、カードで8等分にする。

切り口を上にし、手で押して平らにし、手前から折って端と端を合わせたら、合わせ目を上にして縦におき、再び手前から折って端と端を合わせる

2 生地の切り口を上にし、手で押して平らにする。手前からくるっと折って端と端を合わせたら、合わせ目を上にして縦におき、再び手前からくるっと折って端と端を合わせる。

手のひらで生地を丸く整えながら、合わせ目を指でつまんでとじる

3 手のひらで生地を丸く整えながら、合わせ目を指でつまんでとじる。残りの生地も同様に成形する。

生地が1.5倍の大きさにふくらむまで発酵させる

4 オーブンならクッキングシート、オーブントースターならアルミホイルを敷いた天板に、とじ目を下にして並べる(あれば天板2枚に分けて並べれば、あとでのせるケーキ生地が広がっても安心)。乾燥しないようポリ袋をかぶせ、生地が1.5倍の大きさにふくらむまで発酵させる(オーブンの発酵機能を使った場合、40℃で約30分)。

パン生地の中央にケーキ生地をスプーンで等分にのせて焼く

5 パン生地の中央にケーキ生地をスプーンで等分にのせる(のせたあと、パン生地に沿うようにスプーンで平たく押さえておくと、焼いているときにケーキ生地がずり落ちない)。180℃に予熱したオーブンで15分、または予熱なしのオーブントースター(1200W )で10分焼く。ケーキクーラーにのせて冷ます。

チョコペンでリボンを描く

6 チョコペンでリボンを描く。

基本生地の作り方

ベタつきにくくこねやすい基本生地だから、パン作り初心者さんでも大丈夫!
これさえ覚えればいろいろなパンが作れます。

材料(生地約370g分)

基本生地の作り方

A
・強力粉…200g
・砂糖…15g
・塩…3g
B
・牛乳…100g(室温にもどす)
・水…40g
・インスタントドライイースト…2g
C
・バター…10g(室温にもどす)

最初のうちは、材料を1つずつ量るとミスもなく安心

最初のうちは、材料を1つずつ量るとミスもなく安心。慣れてきたら、同じボウルで混ぜるものは直接量りながら入れても!

作り方

仕込み水と粉類をそれぞれ混ぜる

1 仕込み水と粉類をそれぞれ混ぜる
小さいボウルにBの牛乳と水を入れ、イーストを全体にふり入れ、沈むまで1~2分おく。その間に、大きいボウルにAを入れ、ゴムベラで混ぜる。

◆CHECK!
牛乳は冷蔵庫から出してしばらく室温におくか、電子レンジ(600W)で10秒温めてから使って(45℃以上になるとイーストの発酵力が弱まるので注意)。

イーストが溶けたら粉類に加える

2 イーストが溶けたら粉類に加える
イーストが沈んだら軽く混ぜて溶かし、大さじ1ほど残して大きいボウルの粉類に加える。

◆CHECK!
粉の種類によって吸水量が違うので、仕込み水は一度に全部入れずに少し残して。4のときに生地がかたいと感じたら足せばOK。

生地をゴムベラで混ぜる

3 生地をゴムベラで混ぜる
底からゆっくりとゴムベラで混ぜる。粉っぽさがなくなったら、ゴムベラについた生地もこそげ取る。

生地を折ってグーパンチする

4 生地を折ってグーパンチする
生地を向こう側から手前に半分に折り、グーパンチするようにしてこねる。もう片方の手でボウルを少しずつ回して角度を変え、生地がひとかたまりになるまでこれを繰り返す。

◆CHECK!
生地がかたければ、2で残しておいた仕込み水を加えて!

バターがなじむまで手でにぎる

5 バターがなじむまで手でにぎる
生地にCのバターをのせる。手で生地をにぎるようにして、バターが見えなくなるまでしっかりなじませる。

◆CHECK!
バターがかたいと生地になじみにくくなります。冷蔵庫から出してしばらく室温におき、やわらかくしておいて。

角度を変えながらグーパンチする

6 角度を変えながらグーパンチする
4と同様にして、「生地を半分に折る」→「グーパンチする」→「ボウルを少しずつ回して角度を変える」を2~3分繰り返す。生地がベタベタしなくなったらこね上がり。

生地を丸める

7 生地を丸める
外側の生地を底に集めるようにして表面をピンと張らせ、丸める。

◆CHECK!
まん丸にするか、縦長に丸めるか、保存容器の形に合わせましょう。

油をぬった容器に入れる

8 油をぬった容器に入れる
保存容器(容量800mlくらいのもの)とフタの内側に薄くサラダ油(分量外)をぬり、生地を入れてフタをする。

冷蔵庫で8時間発酵させる

9 冷蔵庫で8時間発酵させる
冷蔵庫に入れて8時間ほどおき、1.5~2倍にふくらむまで発酵させる。

◆CHECK!
8時間発酵させたら、それ以上は放置せずに使って。すぐに使わない場合は、いったん丸め直してふくらんだガスを抜き、再び冷蔵庫で保存を。

これが基本生地

これが基本生地

食パンならパウンド型1台分、小さめのおやつパンなら6~8個(ピザパンなら5ピース)分が作れます。
冷蔵庫で5日保存できる!(1日1回、丸め直すこと)

著・料理=吉永麻衣子、原作=柴田ケイコ/『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細