なぜ「八百屋」さん?野菜を売る店が「野菜屋」ではないワケ/大人の最強雑学1500(11)

野菜を売る店をなぜ「八百屋」さんと呼ぶ?

日本語に「ら行」ではじまる言葉はなかった!?「ら行」のルーツはお隣の国にあり/大人の最強雑学1500(1)
『大人の最強雑学1500』11話【全54話】


普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?

情報にあふれた今の世の中でも、意外と知らないことってありますよね。そんな日々の暮らしの中の「なぜ?」に答えてくれる雑学ウンチクを紹介します!幅広い雑学を知っておくと、日々の会話やちょっとした雑談にも役立つはず。ビジネスの場や家庭、お酒の席などで、思わず誰かに話したくなることでしょう。

※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。


野菜を売る店をなぜ「八百屋」さんと呼ぶ?


野菜や果物を販売する店は、なぜか「野菜屋」ではなく「八百屋(やおや)」と呼ばれる。

江戸庶民の暮らしが描かれた井原西鶴(さいかく)の『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』には、「須田町、瀬戸町の青物屋」という記述があり、当時、野菜を売る店は「青物屋」と呼ばれていたことがわかる。この青物屋がのちに「青屋」と略され、さらに「やおや」という呼び名に変わったという。

「八百万の神」という言葉があるように、もともと「やお(八百)」とはきわめて数が多いことを意味する。多くの野菜を売っていたことから、「八百屋」の文字があてられたようだ。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』

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