「どっこいしょ」のルーツは仏教用語!身心を清めるために唱えられていた!?/大人の最強雑学1500(12)

「どっこいしょ」は身心を清める言葉!?

日本語に「ら行」ではじまる言葉はなかった!?「ら行」のルーツはお隣の国にあり/大人の最強雑学1500(1)
『大人の最強雑学1500』12話【全54話】


普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?

情報にあふれた今の世の中でも、意外と知らないことってありますよね。そんな日々の暮らしの中の「なぜ?」に答えてくれる雑学ウンチクを紹介します!幅広い雑学を知っておくと、日々の会話やちょっとした雑談にも役立つはず。ビジネスの場や家庭、お酒の席などで、思わず誰かに話したくなることでしょう。

※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。


「どっこいしょ」は身心を清める言葉!?


椅子から立ち上がる時などに、思わず「どっこいしょ」という言葉を発してしまうことがある。この言葉の由来は諸説あるが、有名なのは仏教にルーツを求める説だ。

日本では昔から、山に祖先の霊や神様がいると信じられており、信仰の対象として山に登る風習があった。その際に唱えていたのが「六根清浄」。「六根」とは目・鼻・耳・舌・身・意(心)を指す仏教用語で、この六つから生まれる欲望を断ち切り、身心を清めるために唱えたという。これが転じて「どっこいしょ」になったわけだ。

一方、民俗学者の柳田國男(くにお)は、相手の行動や発言をさえぎる感動詞「どこへ」が語源で、これが「どっこいしょ」に変化したとしている。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』

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