日本と西洋の違い。和食器の1セットの数が洋食器よりも1組少ないわけ/子どもに話したい雑学(55)

1セットの数の不思議

くさやの6倍以上の異臭!世界一臭い缶詰め「シュールストレミング」
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』 55話【全55話】


子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


和食器と洋食器の1セットの数が違う理由

結婚式の引き出物でもらった和食器のセットは、5組で1セット。以前、別の式でもらった洋食器は確か6組だったような気が……。どうして微妙に数が違うのだろうか。

日本では、奇数が縁起がいいとされている。

陰陽道で奇数は「陽」、偶数は「陰」で、3月3日(桃の節句)、5月5日(端午の節句)、9月9日(重陽)……と、節句はすべて奇数の重なりだし、御祝儀や香典を包むときも奇数にするのがマナー。例外は末広がりで縁起のいい8(八)だ。食器のセットが5組なのは、現代の家族構成を考えた適切な数だからだろう。

一方、西洋では物を数えるのに12進法を使ってきた。

12で1ダース、それが12集まると12×12=144で1グロスとなる。

また、西洋の社交は夫婦単位で行なわれるため、奇数では半端が出てしまう。正式な食器のセットは現代でも12組だが、それでは一般家庭では多すぎる。そのため、6組で1セットとしたのである。


監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細