水や氷の粒からできている「雲」が、空に浮かんでいられるのはなぜ?/人類なら知っておきたい 地球の雑学(71)

公開
更新
水や氷の粒からできている「雲」は、なぜ空に浮かんでいられるの?

そもそも地球とは?元々は宇宙空間にあるガスやチリだった!/人類なら知っておきたい 地球の雑学(1)
『人類なら知っておきたい 地球の雑学』71話【全149話】


地球上で起きていること、どれだけわかる?

私たちが日常的に当たり前だと感じていることでも、あまり意識していないことや、知っているようで知らないことってありますよね。そんな地球に生きる私たちが知っておきたい「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史から、大自然や気候、動植物、資源など、地球にまつわるさまざまな疑問をスッキリ解説!
あらためて考えると、私たちはこの地球について、実はほとんど知らないのかもしれません。

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。


水や氷の粒からできている「雲」は、なぜ空に浮かんでいられるの?


雲は、水や氷の粒といった雲粒からできているはずなのに、なぜ空中に浮かんでいることができるのか。この謎に頭を悩ませていたのは、なにも現代に生きる我々だけではないようだ。

たとえば、ハレー彗星の軌道計算などで知られている、イギリスの天文学者エドモンド・ハレーもその一人。ハレーは1691年に発表した論文で、雲が落ちてこない理由を、「水の原子が熱によって膨張し、泡になることで、空気よりも軽くなることから上昇する」と説明している。

しかし、現在では熱で原子が膨張することはないことは常識になっている。

ハレーの説明は間違っていたわけだが、ハレーが生きていた当時、原子や分子の性質がまだ明らかになっていなかったことを考えると、このように認識したとしても無理はない。事実、その時代の多くの人々にも、ハレーの説明は受け入れられた。

では、なぜ雲が落ちてこないのかというと、じつは雲粒は落下しているのだ。ところが、あまりにもゆっくりと落下しているために、人間の目では観測することができないのである。

雲粒の直径は約0.02ミリメートルで、その落下速度は秒速約1センチメートル。つまり、雲の高さを1000メートルとすると、地上に落下するまでに28時間近くかかる計算になる。

そして、実際に雲粒が地上に落ちてくることはない。あまりにも小さいため、落下するあいだに蒸発してしまうか、あるいは、いちばん小さな雨粒の1000分の1くらいの重さしかないことから、雲の下に発生する上昇気流によって、再び上空へと吹き上げられてしまうのだ。

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

この記事に共感したら

Information

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ '26 8月号

Mizukiさんの夏ラク時短レシピ

今号の料理特集は「Mizukiさんの夏ラク時短レシピ」。
本誌連載でも大人気のMizukiさんに、夏バテ防止にもなる、栄養満点の手間なしレシピをたっぷり教えていただきました!
レンチンおかずやワンパンパスタなど、暑い夏を乗り切るテクが満載です。

その他、火を使わない「体感“秒”副菜」や、おうちで作れる「麻辣レシピ」など、夏に作りたくなるレシピが満載。
料理企画以外にも、「夏のベタベタ床スッキリ解消」特集や、睡眠研究の第一人者である柳沢正史先生に教わる「質のいい眠り方」、無印良品やカルディコーヒーファーム、成城石井などで買える「1000円台以下のおいしい名品」、メイプル超合金の安藤なつさんと考える「認知症超入門」など、今知りたい情報が盛りだくさん。

また、この号は通常号とは別に増刊号と特別号があり、くまのプーさんの保冷バッグが付録に!
プーさんが蜂を見ている姿がかわいい「ハニーポットデザイン」(増刊号)と、原作のくまのプーさんやクリストファー・ロビンなどの仲間たちが勢ぞろいした「クラシックプー」(特別号)デザインの2種があります。
お弁当箱と水筒、カトラリーを一緒に入れることができます。高さがあるので、お弁当箱の上にミニサイズの保存容器を入れることもできる仕様のバッグです。

レタスクラブ最新号詳細