キム・ヨハン×ファン・ボルムビョル『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』出演俳優にインタビュー!【前編】

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カン・ミンハク×チュ・ヨンサン 正反対のケミストリー

身長181cmと高身長のキム・ヨハンさん

——では次に、役についてお尋ねします。カン・ミンハクの魅力は?

キム・ヨハン:かなり変なことを言ったり変な行動をするけど憎めないところ。なぜなら真面目に頑張る人だからです。
友達の役に立とうとするし環境保護にも熱心。でも常に何かが欠けていて本人の思いどおりにならない。だからもどかしいけど憎めない可愛い存在なのではないかと考えています。そして、後半へ行くほどミンハクの行動も変わって来ます。ネタバレになるので話せませんが、みんなの予想と異なる行動を取る姿はとても魅力的に映ります。

——チュ・ヨンサンの魅力は?

ファン・ボルムビョル:一見完璧でも、内面は誰よりも不完全だという点です。理性的に振る舞うけれど、実は愛されたい人。その矛盾が人間的で愛おしいのです。

——キム・ヨハンさんと、演じたカン・ミンハクの似ているところ、違うところは?

キム・ヨハン:性格は、ミンハクほどじゃないけど明るいかな。特に友達といる時は明るくいたいですし、実際にそうですね。あと、意外とミンハクのように洞察力があります。ただミンハクほど変なこと(?)は言わないかと!台本を読みながら「ミンハク…、普通はこんなこと言わないよ…?」と思ったこともありましたので(笑)。その部分はミンハクと違いますね。

——ファン・ボルムビョルさんと、演じたチュ・ヨンサンの似ているところ、違うところは?

ファン・ボルムビョル:私も感情をすぐに表に出すより、一度考える方です。でも私はヨンサンよりずっと正直で、心が動いたら表現するタイプです。

撮影中は役作りで猫背気味にして少し丸まった肩を意識したのだそう


——役を演じながら、特に意識したり、努力した部分は?

キム・ヨハン:「僕は何も分からない」と言い聞かせながら演技をしていました。キム・ヨハンとしては状況を理解できてもミンハクには理解できていないことが多いので。そういう時は極力、ミンハクの気持ち・状況になりきるように努力していました。

ファン・ボルムビョル:理工系の学生らしさを表現するために、姿勢や仕草といった細かな部分にもこだわりました。撮影中は、猫背気味の姿勢や少し丸まった肩を意識していました。そうした小さな癖にも、その人らしさが表れると思ったからです。

——今回の役を演じるにあたって、新しい挑戦となった部分はありますか?

キム・ヨハン:モデル科の学生らしさの部分ですね。今までのドラマでは必要とされなかった「外見の部分」でいろいろと意識しました。その点については 新しい挑戦かと思います。

ファン・ボルムビョル:今回の作品はリズム感のあるコメディ要素と感情の振幅が大きい台詞が多く、本当に新しい挑戦でした。短い呼吸でやり取りする場面が多いため、言葉のスピードとタイミングを一つの音楽のように感じながら演じなければなりませんでした。また台詞の量が多いため「これを全て自分の言葉のようにしなければならない」というプレッシャーもありましたが、その過程が本当に楽しかったです。リズム感の中で感情が爆発する時のスリルがあったと言えるでしょうか。

——キム・ヨハンさんは露出シーンがありましたが、このために体作りをしたのでしょうか?

キム・ヨハン:前作でラグビー選手を演じていたのである程度基礎はできていたと思います。前作で完璧な肉体改造ができていたわけではないですが、その頃から運動して体作りをしましたので少しは良い状態だったかなと思います。


——お互いの役の魅力について教えてください。

キム・ヨハン:ヨンサンは人生のアルゴリズムを作り上げてその中で生きていて、何か対立が起きても論理的に相手を言い負かします。だから外から見ると冷たくてお堅く見えるかもしれないですが、ヨンサンが1人でいる時は実は様子が全く違うんです。ミンハクと出会ってから揺れているヨンサンを、視聴者は見られますよね。ヨンサンは<お堅くて論理的で完璧主義者の面>と<心が揺れてしまう面>を持つ可愛いキャラクターです。こういうヨンサンの両方の側面を比べながら見る楽しみもあると思います。

ファン・ボルムビョル:表向きはふざけているように見えても、その中には確かな真心がある人です。本当の愛を知っている人物だと思います。

——カン・ミンハクとチュ・ヨンサンの大学での出会いは最悪でしたが、次第に心を開いて相手を意識するようになりますよね。どのような点が二人を近づけたと思いますか?

キム・ヨハン:ノートパソコンではないかと思います。ネタバレになるので詳しくは話せませんが、ノートパソコンがすごい引き金となって二人の距離を縮めさせ、一気に接点を増やすきっかけになります。

ファン・ボルムビョル:最初は本当に合わない人だと思いました。でも何度もぶつかるうちに、ある瞬間お互いの本当の気持ちが見えた気がしました。 ミンハクはヨンサンにはない純粋さからくる明るさと自由さを持っていて、ヨンサンはそんなミンハクに安心感を覚えるのです。 お互いの違いがむしろ惹かれる理由になったようです。

アイドル活動、俳優活動ともに2026年も目が離せません!

——カン・ミンハクは、初恋の相手だったチュ・ヨンサンと運命の再会を果たしますが、キム・ヨハンさんはこれまでの人生において、恋愛に限らず運命的な出会いはありましたか?

キム・ヨハン:前作の『TRY~僕たちは奇跡になる~』が、運命的に出会った作品と言えると思います。『TRY』を多くの方に見ていただけて、その次に『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』、そして映画出演も決まり、いろんな番組にもたくさん出られるようになりました。

——『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』は、様々な恋愛の形や今の若者のカルチャーについて描かれていますよね。作品を通して視聴者へ最も伝えたいメッセージを教えてください。

キム・ヨハン:「ドキドキ」と「楽しみ」、この2つかな。この二つが、僕がロマンチックコメディーを観る理由なので。皆さんにも、僕が視聴者の時に味わったのと同じような気持ちになってほしいです。

ファン・ボルムビョル:愛は依然として人の営みだということを。頭で計算できないのが愛だということを、どうか感じてくださったらと思います。


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