高知県・山のご当地スーパーから届く「地元食」〜実際にお取り寄せしてみました③ 末広“土佐のごちそう”お取り寄せ〜

宴会の席には、ごちそうを大皿に“組んだ”（盛りつけるの意）郷土の食文化の花形「皿鉢（さわち）料理」が必須。その中心になるのは、おつまみにも食事にもなる多彩な「ごちそう寿司」です。

とりわけ、末広のある嶺北（れいほく）地域は、朝晩の寒暖差があり水源にも恵まれているため、お米と柚子の名産地。同社製造のすし飯は、嶺北産の米と柚子酢をつかうこだわりがあります。

しかも、繊細なにぎり寿司も美しい姿のまま遠方に届ける独自のパッキング技術。さらに、注意が必要な商品には自宅で美味しく食べる為のコツを記した「ひとてましんぶん」を添付する、まさにひと手間かけた心づかいを感じます。

購入商品は自家製の寿司と地元の人気メーカー品。
※実食の個人的感想をマークで表現 ●→次も絶対注文！ ○→ご当地感満点
※盛りつけは商品の一部を使用
●田舎寿司せっと(自家製)　1404円
土佐のごちそうと聞くと、真っ先に豊富な魚介を思い浮かべるかもしれませんが、山あいでは昔から野菜や山菜、こんにゃくをにぎり寿司にして日常的に楽しんできました。柚子酢のきいたすし飯に、甘く煮た野菜や山菜の味がよく合います。具は、シイタケ、タケノコ（ハチク）、ゼンマイ、イタドリ、コンニャク、ミョウガ（酢漬け）。素材の美味しさが充分に生かされた、オール地元の味。

●りゅうきゅう押し寿司(自家製) 864円
りゅうきゅうは沖縄から入って来たとされる、高知でよく食べられる食材で「ハスイモ」の茎。柚子酢のきいた酢〆をすし飯の上にのせたりゅうきゅう寿司は、シャキシャキでみずみずしい。目にも涼しい薄緑色のりゅうきゅうは風味もさわやかで、残暑の体を癒します。

●鰹タタキと清水サバの姿寿司せっと(自家製)　3780円
高知のごちそう二大巨頭がセットになって、すぐに食べられる状態で届きます。
鰹のタタキが苦手という人も、一度、本場の「藁（ワラ）焼き」の風味を味わってみてください。香ばしさで、鰹の生臭みを感じません。薬味（生ニンニク、青ネギ、ミョウガ）とすえひろ屋特製ポン酢風味のタタキのタレも付いてくるので、あとは切るだけ。地元では、玉ねぎの薄切りの上に並べて薬味を飾り、タタキのタレをかけまわして、豪快にいただく食べ方が定番です。すえひろ特製タタキのタレは、酸味と醤油のバランスがよくタタキ以外にも使えるため大変人気で、単品でも購入できます。もちろん、塩で食べても美味。

また、尾頭付きの清水サバ姿寿司は、その存在感に圧倒されます。銀色に光る体に独特な斑点をもつゴマサバは、足摺岬周辺で一匹ずつ釣り上げ、生け簀に入れて港に持ち帰った鮮度にこだわったもの。酢で〆た清水サバ丸ごとにすし飯を詰めているのでボリューム満点。地元の人たちにとっても「食べきれない」のが常のため、「翌日、焼いて食べる」という密やかな食べ方が知られています。

○すまき（けんかま）　130円
○大丸（河村かまぼこ）　1080円
今回は彩りにつかった２種の練り物。高知県には、皿鉢料理映えするような、飾り蒲鉾の種類が多いのです。すまきは、パクパクと２口ぐらいで完食できる食べやすいサイズのため、おつまみとしてもおでんの具としても定番中の定番。大丸は年末年始などおめでたい席に欠かせない、ゆで卵３個入りの断面がきれいな高知特有の練り物です。

そして、高知の宴会や祝いの席に必須のごちそうを盛り合わせた本場の味「皿鉢（さわち）料理」（10800円〜）も、ネット販売中となっています。そのままの形で大皿にのって全国に配達可能とのこと。