娘が医学部を志望。教育資金のために、貯めてきた老後資金を取り崩すべき?【お悩み相談】
お悩み相談
私は40歳で子供を産み、現在14歳の娘がいる主婦です。
娘は私立中学に通わせているためなにかとお金がかかり、娘が中学にあがったタイミングでパートをはじめました。
夫は6歳年上の60歳で、企業の会社員として働いています。
老後資金は2000万円貯めなければいけないとされる時代、切り詰められるところは切り詰め、これまで頑張って老後資金を貯金してきました。
最近、娘の中学で進路相談会があり、将来は医師になりたい、という夢があることを知りました。
ドラマ等で憧れて軽い気持ちで言っているのかな、と最初は思いましたが、治したい病気や将来研究したい内容を聞くと、とてもしっかりとした動機を持っているように思えます。
しかし、娘が大学生になる頃には、夫は65歳の定年をむかえます。
大学に通わせることは想定内だったので、それだけの教育資金は用意しているつもりですが、医学部6年間分の学費となると、その何倍もかかってしまいます。
これから塾や予備校にも通うとなると、おそらく大学の学費だけでなく受験の準備にもお金がかかるでしょう。
これまで貯金のために娘に我慢をさせたこともあり、なるべく娘のために貯金を使ってあげたいという気持もあります。
娘の夢を応援してあげたいので、医学部へ進学することを否定はしたくありません。
しかし、今、教育資金として準備しているだけでは医学部進学は難しいです。
娘の夢を応援するには、やはり今まで苦労して貯めてきた老後資金を切り崩していくしかないのでしょうか。
奨学金制度などの方法も活用しましょう
お子さまの夢は応援してあげたいですよね。ですが医学部の学費は高額です。お子さまには素直に、「医学部進学は想定外のため現時点では学費の準備が足りていない」旨を伝えてみましょう。事前に話すことで、医学部進学までの数年間、娘さんにも協力してもらい、娯楽などの費用を節約できることがあります。
そして、教育資金を作る方法は複数ありますが、お子さまと相談して決めましょう。
1つ目に奨学金制度を利用するという方法があります。奨学金を利用してお子さま自身でも学費を支払うならば医学部への進学を認めるという約束をしてはいかがですか。
2つ目に貯めていた老後資金を取り崩すという方法もあります。お子さまの教育資金を老後資金から支払い、晴れて医者となったのちに娘さんに返金してもらうという方法です。この方法を取る場合はこれからの教育資金を細かく記録し、娘さんに収入ができた際に提示しましょう。
いずれの方法でも家族で話し合うことでお子さまの本気度も確認できます。娘さんの素晴らしい夢を家族全員でサポートしてあげましょう。
■回答者プロフィール
りお
FP2級の資格を生かして金融会社にて7年間アドバイス業務を担当。金融商品、税務関連を得意とする。
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