まずは自分の人生を肯定して!『メンタル強め美女白川さん』の著者・獅子さんに聞く「メンタル強め」に生きるコツ

仕事仲間や女友達のマウントや嫉妬や嫌がらせ…そんな社会のストレスを自己肯定感たっぷりの返しで華麗にかわしていく美女OL・白川さんの激強メンタルが、凝り固まった女性たちの暗い心を変えていく痛快コミック『メンタル強め美女白川さん』。
著者の獅子さんにこの漫画を書いたきっかけや白川さんのようなポジティブなメンタルを持って生きるコツについて聞きました。全2回にわたってお届けするインタビュー。前編に引き続き今回は2回目です。
好きなものだけで周囲を固める!メンタル強め七つ道具と心の美容ノート
――イラストコラムとして掲載されている「白川さんのメンタル強め七つ道具」は、フルネーム印鑑やワイヤレスヘッドホンのほか、アロマなどの癒しアイテムも入っていて見ているだけで楽しい気持ちになりました。獅子さんご自身の「メンタル強め道具」があったら教えてください。
獅子 描きおろしで入れたイラストコラムのページは、女優さんのスタイルブックみたいな、好きなものがギュッと詰まった読み応えのあるページにしたかったんです。私も白川さんと同じでノートや手帳はアナログ派。シールでかわいくデコったりして楽しんでいます。よく使う文房具は大好きなミント系の色で揃えて気分を上げています。
――この中に描かれている「心の美容ノート」がとても素敵で真似してみたくなりました。書き方のポイントがあれば教えてください。
獅子 はじめは「心の美容ノート」じゃなくてただの「美容ノート」だったんですよ。でも内容を固めていくうちに、美容だけじゃなく、展示会のチケットや雑誌の切り抜き、ドレッシングの研究などなど好きなものがぎゅっと詰め込まれていたらかわいいよねって。
今は検索すればなんでも出てくるネット社会ですが、世界にひとつだけのノートを自分の手でアナログで作ったら、検索しても出てこないものになると思ったんです。
白川さん自身も落ち込んだ時にペラペラめくって見返すと、好きなものがいっぱい詰まっていて元気になれるから、この時代にあえてのアナログ。お気に入りのペンやマスキングテープを使って、自分の好きなものをいっぱいに詰め込んだ、世界に1冊だけのノートを作ってみてください。
デリカシーのない言葉も軽やかに跳ね除ける!お気に入りのモノローグ



――作中には元気になれる名言がたくさん出てきますが、特にお気に入りのセリフやモノローグはありますか?
獅子 『私たちの心と身体はスポンジと生クリームなんかでできていない』です。
法事で会ったおばさんから、昔は女性がクリスマスケーキに例えられて、25歳までに結婚したほうがいいと言われていたと聞いて、白川さんが心を痛めるエピソードです。昔は軽いノリでそういうことを言っていたと思うのですが、私はずっとそれは違うと考えていたので、漫画を通してやっと言えたなという気持ちがあります。
実はこのエピソード、はじめはデリカシーのないおじさんに白川さんがイラッとするトーンだったんです。でも「白川さんならもうちょっと軽やかに跳ね除けるよね」と考え直し、修正を重ねた結果、クリスマスケーキの話に落ち着き、それが予想以上にはまった感じがします。
百点満点じゃなくても「自分の人生はこれでいいよね」と言えるように



――白川さんのようなポジティブなメンタルを持って生きるには何が必要だと思いますか?
獅子 私も含めてすごく難しい課題ではあるのですが、一番は「自分の人生はこれでいいよね」って言えることだと思います。人間誰しも「あの人は自分よりもかわいい」とか「あの人は自分より仕事がうまくいってる」とか人と比べてしまうことがありますよね。だけど欲しいものを全部手に入れるのは不可能なんだから、人それぞれ持ってるものが違うことを認めて「それでいいよね」って言えるようになりたいですよね。
――白川さん世代ではない自分にも刺さりまくるお言葉です…! レタスクラブの読者には家事に育児に仕事に追われて毎日へとへとな主婦のみなさんが多いのですが、そんな「へとへと主婦」たちにエールをお願いします!
獅子 レタスクラブWEBのキャッチコピー「へとへと解放宣言!」という文字を見たときに、「へとへとでもいいじゃん!」という許され感を感じました。しかも「宣言」というのが一人じゃない感じがして心強い。SNSなどで手の込んだ料理を作っている人やていねいな暮らしをしている人を見て、自分はダメだって思ってしまうこともあるかもしれませんが、「主婦なんだから毎日ちゃんとしなくちゃ」という無駄な呪縛は解き放っていきたいですよね。
――最後に「白川さん」に質問です。どうしたらもっと自分を好きになれるでしょうか? アドバイスをお願いします!
獅子 自分を好きになれないのは、裏を返せば自分にすごく厳しいということ。まずはこれまで自分に厳しく真面目に生きてきたことを思い出して、「辛い思いを抱えながら今まで生きてきて偉かったよね」って自分に言ってみてください。そして、そろそろもうちょっと優しくしてもいい時期にきたんじゃないかなって自分を認めてあげてほしいです。
――みんなそれぞれ持っているものは違うから、誰かと比較しても仕方ない。まずは自分を認めるところから始めませんか?…そんな「白川さん」からのメッセージを胸に、この春をポジティブな気持ちでスタートしたいですね。
取材・文=宇都宮 薫
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