たまにする外食やレジャーまで「贅沢」と目の敵にする夫。もううんざり!【お悩み相談】

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。
■相談者プロフィール
たまこ(40歳女性)
同い年の会社員の夫と、小学生・保育園児の姉妹を持つパート主婦です。週に3~4回ほど時短で働いています。
お悩み相談
主人はサラリーマン・私はスーパーで品出しのパートをしており、世帯としての収入は平均的かと思います。主人の収入も私の収入もすべて家計に入れて、そこから毎月やりくりをしています。結婚して以来、家計の管理は私がしているのですが、毎月の貯金額について主人と意見が合わずに困っています。
我が家では子どもの将来や自分たちの老後のために、学資保険や養老保険などに加入しています。これは、保険代理店に夫婦で出向いて相談し、夫婦共に納得の上で加入しているものです。また、ボーナスが入った時はそれらの積立とは別に現金を銀行口座へ貯金しています。
私の意見としては、貯蓄に関してはこれで十分だと思うのです。そのため、毎月の収入から保険料と住宅ローンを差し引いた残りの金額は全額使っても良いと思っていました。もちろん、わざと無駄使いをしようとしているわけではなく、余ったお金は貯金に回す月もあります。ただ、貯金するお金を確保することで常にギスギスした生活を送るのは避けたいので、「あえて毎月一定の金額を貯金に回すことをしない」というのが私の考え方です。
主人の意見は、「贅沢をせずに毎月金額を決めて、数万円ずつ貯金をするべきだ」というものです。いままで外食やレジャーとして使ってきたお金は無駄遣い。そんな贅沢をせず、その分のお金を貯金に回すべきだと言っています。主人の意見も分かりますが、貯金、貯金と貯めてもしようがないと思うのです。何も、将来のことを考えずに全額使っているわけではないのだから、これ以上貯めこむよりも好きなものを食べてレジャーも楽しんだほうが良いと思うのです。
結婚してからいままで家計を任されてきて、お金が足りなくなったこともありませんし保険や税の支払いで困ったこともありません。しっかりと年間の計画をたててやりくりをしてきたつもりです。それでも贅沢だから節約するべきなのでしょうか。家族の楽しみも認めてほしいとは思いますが、パート主婦で主人よりも圧倒的に収入が低いので強く言うこともできません。今は夫の言うとおりにやっていますが、外食したり日帰りレジャーを楽しんだりできないことにうんざりしています。夫のやり方ではなく、余った分を貯蓄する方式にしたいのですが、どうすれば主人を説得できますか
貯蓄の目的を明確にしましょう
長年、家計を担当されて支払いの遅れなどがないということで、大変素晴らしい金銭管理能力だと思います。今回は貯蓄についてご夫婦間で意見が合わずに困っているということですね。
たまこさんのご家庭では、学資保険や養老保険に加入されており、老後のことまでしっかり見据えられているなという印象を受けました。しかし、1つ気になる点があります。ご主人は何のために貯金を一生懸命にされているのでしょうか?
金融広報中央委員会の「知るぽると」によると、金融資産保有の目的は、老後の生活資金70.0%、病気や不時の災害の備え60.9%というデータが出ています。貯蓄の目的を「老後のため」と言われると、何とも言えませんが、老後を不自由なく過ごすためにはいくら必要なのか? を逆算して考えてみることが大切です。仮に計算をして貯蓄はこのままで問題ないと判断しても、性格的に、ご主人が余ったお金を全て贅沢に使うことをOKとしない場合があります。その場合は、「レジャー費」の項目を家計に入れ込み、その金額内で外食やレジャーを楽しむということで相談されてみてはいかがでしょうか?
何の目的でいつまでにいくら必要なのかというライフプランを、もう一度ご夫婦でお話されてみてください。応援しています。
■回答者プロフィール
水瀬 なお
人間関係や仕事関連のお悩み等が得意。 ファイナンシャルプランナーとして、さまざまな視点から物事の解決のお手伝いをさせていただきます。
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