「まだできないことを無理にやらされています」教えると泣く年上の後輩に困っています【お悩み相談】

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。
■相談者プロフィール
みわ(32歳性)
持病があるためフルタイムで働けずパートをしています。体調にも配慮してくれる職場なので有り難いなと感じています。
お悩み相談
飲食店でパートをしている32歳の主婦です。
以前勤めていた店から今の店に転職して1年経ち、新しく入ってきたパートさんに仕事を教える係を担当する機会も出てきました。
その中で、最近入った50代の女性Aさんへの対応に困っています。
ホール勤務なのでオーダーを取ったり料理を運んだりするのはもちろん、レジ業務も必須で、上がる前にはレジ締めの作業もあります。
Aさんも入って数ヶ月たったので、そろそろレジを教えていくことになりました。
まず釣り銭が合っているかの確認からしてもらったのですが、Aさんはお金を数えるのが苦手なようなのです。
目の前にある現金を数えるだけですが、私が先に合っていることを確認しているのに、Aさんは何回数えても合わないと言います。
一緒に確認しても、数え終わる前に「わかりません」の連発で話を聞いてもらえません。
例えばコインケースに入っている小銭を数えるのに、「50円玉が20枚だから1000円ですよね」と私が言ったら「わかりません」と返ってくるんです。
最終的に私がもう一度数えて合っているのを確認してレジを締めますが、一緒に入った日は毎回帰りが遅くなってしまいます。
本人も何度もお金を数え直すのが辛いようで、会社の上部の人には「まだできないことを無理にやらされています」と泣きついたそうです。
おかげで私が事情を聞かれる羽目になったので、状況を説明することに。その際、Aさんはもしかしたら何らかの配慮が必要な人なのかもしれないと感じていたので、対応について相談してみました。
うちの職場は割と理解がある方で、私も持病があるため、どうしても無理な日はシフトを外してもらったり、しんどくなったときはトイレに逃してもらったりしています。
会社からは、Aさん本人から何も言われていないので通常通り仕事を教えてくれとの回答でした。
お金を数えることに抵抗を示されると、これ以上先のレジ業務をどう教えたらいいかわかりません。
また、できるまでやってもらおうとすると泣かれてしまうこともあり、こちらが参ってしまいそうです。どうしたらいいのでしょうか?
教育と再チャレンジに「期限」を決めて
必要な仕事を教えているのに泣かれてしまうのは辛いですよね。
会社は「本人が言わないので配慮は必要なし」というスタンス。しかし、Aさん自身が自分のしんどさを会社にうまく伝えられない、ということも考えられます。
教育係りとして会社にAさんの仕事ぶりを上手に伝えてみてはいかがでしょう。ポイントは、教育と再チャレンジに期限を決める、客観的に伝えるということです。
仮に、教育期間を1週間とします。1週間の中でやはりお金が数えられなければ、会社には教育した期間もふまえて報告します。Aさんへの教育の成果を、今までのレジ打ち経験者の仕事と比べて会社に伝えるとより客観的な話になります。
そうして対応方法を真剣に考えてもらえるよう働きかけていくのが良いと思います。
1日も早く、楽しく働けるといいですね。
■回答者プロフィール
嘉納幸子
臨床心理士・公認心理師・社会保険労務士・通訳案内士(英語)。マスコミ勤務を経て、弁護士・医師など専門職へのメンタルコンサルテーション・講義ほか、家族問題、貧困問題、労働問題など幅広い分野に精通。
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