新型コロナの影響で、世界中で「貧困」におちいる人が増えている?/数字でわかる! こどもSDGs(2)
「こども地政学」「こども統計学」シリーズ累計12.5万部突破!著:バウンド 監修: 秋山宏次郎による、『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』では、わかりやすいイラストやクイズを通してSDGsを解説してくれています。今回は「新型コロナの影響で、世界中で『貧困』におちいる人が増えている?」のパートをお送りします。
※本作品は著 バウンド・監修 秋山宏次郎の書籍『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』から一部抜粋・編集しました

減っていた貧しい人が増えてしまった!
新型コロナの感染が拡大して、学校が休校になり、友だちと自由に遊べなくなったり、多くの行事が中止になるなど、楽しみがなくなってしまった人も多かったでしょう。
大人も大変です。会社に行かずに家でテレワークをする人が増えました。飲食店は営業できなくなりましたし、旅行をする人も一気に減りました。仕事を失った人もたくさんいます。
これは日本だけでなく世界中で起こっていることです。2021年4月末現在、世界中で日本の人口を上回る1億5200万人以上が感染して約320万人が亡くなっています。もしおうちの人が新型コロナで亡くなったら……、おうちの人の仕事がなくなったら……どうでしょう。いままでの生活を続けるのは難しくなります。
世界には1日1.90ドル(約200円)以下で暮らす極度の貧困に陥っている「最貧困層」の人がたくさんいます。新型コロナ前までは最貧困層の数は減り続けてきました。しかし、新型コロナは弱い立場の人に悪影響をおよぼしています。新型コロナの影響で最貧困層の人数が増加に転じてしまう見込みです。2021年には最大1億5000万人も増えてしまう予測もあります。
知っておくべきコトバ
最貧困層
世界中の貧困層を把握するための指標として、世界各地の最新の物価データをもとにして「国際貧困ライン」が決められています。2015年からは「1日1.90ドル(約200円)」に設定されています。この国際貧困ラインを下回るレベルで生活する人々が「極度の貧困」に陥っている「最貧困層」に分類されます。
著=バウンド・監修=秋山宏次郎/『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』(カンゼン)
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