東大王がズバリ回答!学校で教わる「基礎」が全てのベースです/現役東大生・紀野紗良が教える学びの習慣(1)

メディア出演多数の東大生が、「学びの習慣」を教えます!
テレビ番組「東大王」に出演する著者・紀野紗良さんが、自身が実践している勉強のメソッドを紹介する『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』。
時間もかかるし面倒で宿題すらやりたくない。放課後の限られた時間に勉強するくらいなら遊んでいたい。苦手科目があるからこのままでは志望校に合格できない…。「このようにたくさんある悩みのほとんどは、勉強を効率的に行えれば解決できる」と紀野さんは言います。
バレエを中心に、書道、水泳、ピアノ、体操…数多くの習い事をこなしながらも常に成績はトップレベルだった紀野さんが、21年間生きてきた中で得た「効率の良さ」を極めるためのノウハウをご紹介します。
※本記事は紀野紗良著の書籍『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』から一部抜粋・編集しました

教えてくれたのは:紀野紗良さん
2018年、立命館慶祥高校を卒業し、東京大学理科二類に入学。趣味はバレエ、スキー。TBS系テレビ番組『東大王』で活躍。
学校の授業で教わる内容がすべてのベース
・因果関係を意識する
・学校で教わる「基礎」をきっちり頭に入れる
学校の授業は、問題を解くノウハウの裏にある「思考力」を鍛えてくれる
勉強に対する姿勢は、子どもや家庭によって千差万別。学校で習うことだけで十分だという考え方もあれば、塾などで積極的に知識を先取りするべきだという考え方もあります。
私の環境は後者に近かったのですが、それは決して、学校を軽んじていたということではありません。むしろその逆です。
学校の勉強の目的は、「学力」(=考える力や読み解く力)をつけることにあります。時には、粘り強く取り組む力や「宿題をきちんとやる」など、義務を果たす力も含まれるかもしれません。
対して、塾で教わることは、「対策」が主です。入学試験や定期試験で良い結果が出るよう出題傾向を分析し、それに沿って知識や解法を教えます。レベルは、学校の勉強のフォローから難関校受験まで多種多様ですが、いずれもそうしたテクニカルな目的であることは共通しています。
学校の授業で習う内容は、確かに基礎的です。しかし、その基礎こそが最も大切。基礎を習うときは、「なぜこうなる?」「するとどうなる?」という、「原因と結果」がきちんと示されます。ここをしっかり押さえるからこそ、その後の応用力も身につくのです。

因果関係を考える能力は、すべての教科に必要です。そのため、学校で教わる内容こそが、その後の勉強のベースになると言えます。
数学は、まさにこの連続ですね。国語や英語なら、ストーリーの流れを掴んだり、文法を理解したりするのに必要となります。理科で習う自然現象のしくみや、社会で習う世の中のシステムや出来事を理解するのにも、もちろん不可欠です。
私も、塾で先々の知識を得ていても、立ち返るのは常に学校で習ったことでした。教科書を読む、授業を聞いて取ったノートを読み返す。自分が「本当にわかっているかどうか」を知るための基点となります。
まとめ
・物事の因果関係を掴む力や、思考する力はどんな教科にも必要。
・「思考力」をつけるには、授業をきっちり受けるのが一番。
著=紀野紗良/『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』(KADOKAWA)
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