たくさんのインプットで身につけたい、経験の中から似たパターンを結びつける力/現役東大生・紀野紗良が教える学びの習慣(3)

メディア出演多数の東大生が、「学びの習慣」を教えます!
テレビ番組「東大王」に出演する著者・紀野紗良さんが、自身が実践している勉強のメソッドを紹介する『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』。
時間もかかるし面倒で宿題すらやりたくない。放課後の限られた時間に勉強するくらいなら遊んでいたい。苦手科目があるからこのままでは志望校に合格できない…。「このようにたくさんある悩みのほとんどは、勉強を効率的に行えれば解決できる」と紀野さんは言います。
バレエを中心に、書道、水泳、ピアノ、体操…数多くの習い事をこなしながらも常に成績はトップレベルだった紀野さんが、21年間生きてきた中で得た「効率の良さ」を極めるためのノウハウをご紹介します。
※本記事は紀野紗良著の書籍『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』から一部抜粋・編集しました

教えてくれたのは:紀野紗良さん
2018年、立命館慶祥高校を卒業し、東京大学理科二類に入学。趣味はバレエ、スキー。TBS系テレビ番組『東大王』で活躍。
ひらめきの源泉は、たくさんのインプット
・直感力を磨くなら、膨大なインプットをする
・経験の中から、似たパターンを結びつける
センスよりも大事なのはインプットするための努力
『東大王』で、「ひらめきのスペシャリスト」と呼んでいただいたのは、大変ありがたいことです。以来よく、「ひらめきが得意になる秘訣はありますか?」と聞かれます。
おそらく、ひらめき力には2つの要素があると思います。
ひとつは、生まれ持ったセンス。子どものころから「ひらめきやすい」タイプなら、センスがあると考えて良いでしょう。私自身も運良くそのカケラを持っていたようで、家族でクイズ番組を見ているときに、ひらめき系の問題は一番先に解けていました。
一方で、大人になった私が「ひらめく」ことができる理由は、センスだけではなく、もう一つの要素のほうがずっと大きい、と思うのです。
もう一つの要素とは、大量のインプットです。たくさんの問題に触れてきた経験が、ひらめきを支えていると感じます。
たとえば、ある数字の並びに規則性を見出すことで解けるひらめき問題が出たとしましょう。それまでひらめき系の数列を見た経験が全くない人と、1000題の数列の問題を解いてきた人とでは、発想できるアイデアの数が全く違うはずです。
経験のある人は、「数列にはだいたいこんなパターンがある」ということを知っています。そこから「あのパターンと似てる!」というように、ひらめくことができます。
たくさんのインプットをしてきた人は、何事にも無数の手がかりを持っているようなものです。そして、手がかりが多いほど「解けた!」という瞬間が訪れる可能性が高まります。

10代のうちからひらめき力を上げるなら、やはり、たくさん勉強するのが一番。世の中のさまざまなことを知っていると、その分手がかりが増えます。今ある知識はもちろん、無意識下に潜ってしまったものも含めた「インプットの地層」が厚ければ厚いほど、必要に応じて適切な答えが、フッと浮かび上がるのです。
まとめ
・ひらめきに必要なのはセンスだけではなく、大量の知識のインプット。
・たくさんインプットを積み重ねる中で、共通しているものを見つけやすくなる。
著=紀野紗良/『勉強「しなきゃ」が「したい」に変わる 成績が上がる学びの習慣』(KADOKAWA)
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