はじめての下着の選び方…女の子にどう伝える?【思春期外来医師・高橋幸子先生がわかりやすく解説】

体型の変化で、お気に入りの服が着づらい。周囲より子どもっぽい。この気持ちが恋か分からない…。こんな悩みをお子さんが感じている時、どうしたらよいのでしょうか?
前思春期のうちに知っておきたい基本情報を、思春期外来を行う医師・高橋幸子先生(サッコ先生)に伺いました。

今回は、「初めての下着の選び方」についてお子さんに語りかける形でわかりやすくご紹介します。

※本記事は福田裕子(著)、高橋幸子(監修)、高上優里子(イラスト)の書籍『もう、子どもじゃない? はじめてのなやみ、はじめての恋』から一部抜粋・編集しました

性のこと、親が教えなきゃいけないの?/おうち性教育
体型の変化・ブラジャーについて


サッコ先生が小学生の時に、お母さんがかわいいレースのブラを買ってきてくれました。
いつから着けられるようになるんだろう、と引き出しの奥にドキドキ大事にしまっておいたことを思い出します。

ブラの目的は、いろいろです。
ファッションとして楽しんだり、胸が大きい子にとってはしっかり支えてくれるものですし、小さめの子にも支えてもらう安心感やバストトップの痛みの軽減などの効果があります。
しっかり包んでくれるものを味方につけようね。
華奢なデザインや、前開きブラ、スポーツブラなどいろんなタイプがあるから、ひとつずつ試してみましょう。

ブラジャーデビューの前にサポートしてくれるものもあります。
胸の部分に複数の布を重ねた多重構造になっているタンクトップやパッド付きタンクトップなどからスタートしてみるのもお勧めです。

いざ、ブラジャーを買いに行くぞ! となったら、身近な大人や年長の信頼できる人にランジェリーショップに連れて行ってもらいましょう。
店員さんがサイズの相談などにのってくれるはずです。

店員さんに測ってもらうのが恥ずかしい人は、自分で測ってみる方法もあります。
アンダーバスト(胸のふくらみのすぐ下の部分)とトップバスト(胸のふくらみの一番高い部分)の差でカップサイズが決まります。
アンダーバストとカップサイズの組み合わせでブラのサイズが決まります。
常に体に合ったサイズを着けられるように、買うたびに測り直すことをお勧めしますよ。

思春期外来を行う医師・高橋幸子先生

【プロフィール】高橋幸子
埼玉医科大学医療人育成センター・地域医学推進センター/産婦人科医。日本家族計画協会クリニック非常勤医師。彩の国思春期研究会西部支部会長。年間120回以上、全国の小学校・中学校・高等学校にて性教育の講演を行い、性教育の普及・啓発に尽力している。NHK『ハートネットTV』の高校生向け性教育番組「教えて! 性の神様」監修協力、ティーン向け配信ドラマ『17.3 about a sex』医療監修。
2022/1/13発売『もう、子どもじゃない? はじめてのなやみ、はじめての恋』(KADOKAWA)を監修

著=福田裕子/監修=高橋幸子/イラスト=高上優里子

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細