「公園でまだ遊びたい!」なかなか帰りたがらない、切り替えが苦手な子へかける言葉は?/子育て言い換え事典(10)

「ゲームや動画に夢中になってしまう」「口答えや言い訳ばかり言う」「宿題を解くのに時間がかかる」…子どもたちがこんな状況の時、どのような声かけをしていますか?
親の言葉が知らず知らずのうちに子どもの心を傷つけ、自己肯定感を下げてしまっていることがあります。ついつい言ってしまいがちが「ネガティブワード」を、どのような「ポジティブワード」に言い換えればいいのでしょうか。
これまで5万人以上の生徒を指導し、全国で保護者の相談に応えてきた教育専門家の石田勝紀氏が、実際に行ってきたアドバイスとその成果をもとに、子どもへの適切な声かけを「場面別」「性格別」にわかりやすくまとめました。
ご自身も育児に奮闘中の漫画家・カワグチマサミさんのイラストで、子どもの自己肯定感を高める言葉の選び方をご紹介します!
※本作品は石田 勝紀、カワグチ マサミ著の書籍『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』から一部抜粋・編集しました。
「公園でまだ遊びたい!」なかなか帰りたがらない、切り替えが苦手な子へ

子育てあるある!?子どもが公園から帰りたがらないときの声かけは?
公園に遊びに行くと、子どもがなかなか帰りたがらない。お母さんは「早く家に帰って、夕飯の支度をしなきゃ」「また今日も、寝るのが遅くなってしまう……」と頭の中が次の予定でいっぱいですが、子どもはお構いなしです。
それもそのはず。子どもは「いま」を生きています。この“瞬間”を楽しむ天才です。未来を見据えて、遊びをセーブするなんて発想の子はいないのです。
なかなか帰ろうとしない子に有効なのは、本人に帰るタイミングを決めてもらうこと。「いつ、帰る?」「どの遊具で遊んだら、帰る?」と声をかけ、子ども自身に「あと3回やったら」「ブランコで遊んだら」などと決めてもらいます。自分で決めたことであれば、子どもは自分の決断に責任を持ちます。反対に「ブランコで遊んだら帰るからね」と、親が決めてしまうと同様の効果は期待できません。
また、「いま」を生きている子どもに、少し先の“すてきな未来”を見せる方法もあります。「いま帰ったら、ちょうど好きなアニメをやっているよ」「夕食は、あなたが好きなハンバーグだよ」「お風呂あがりにアイス食べようか」など、子どもがうれしくなる未来を提示するのです。子どもにとっての次の行動に移る動機ができ、行動の切り替えがしやすくなります。
育児への向き合い方
いまやっていることをやめさせる
のではなく、
↓
次の行動に移るきっかけをつくる
に思考チェンジ!
自己肯定感を高めるワンポイント
子どもが自己主張すると「わがまま」だと受けとられてしまいがちです。ただ、わがままな主張は、「自分という核」を持つこと。実は、成長に必要な要素でもあるのです。子どもが上手に自己主張できるようになるための方法としてオススメなのは、「子ども自身に判断させる機会を増やす」ことです。親が意見を言う前に、子どもに先に意見を言わせることを心がけてみてください。
ポイント
自己主張はわがままではなく、順調に成長している証
著=石田 勝紀、カワグチ マサミ/『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)
Information
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