「家族」がコンセプトのあのファミリーカーが提案! 新しい「家族のための空間」とは?

子どもと一緒に過ごす時間のなかでも、特別なのが「お出かけ」の時間。家族みんなでクルマで出かけると、車窓を流れる風景に会話が弾んだり、大人と子どもがいることで普段できない遊びにチャレンジできたり、いつもと違う時間、かけがえのない思い出がうまれます。
26年前に登場したホンダのファミリーカー、ステップ ワゴンは、発売当初から「家族」をコンセプトの中心にすえていました。そんなステップ ワゴンがこの春、令和初のモデルチェンジを行います。6代目ステップ ワゴンは、令和ならではの新しい家族のカタチにフィットするように作られているとか。特別取材会でそのポイントを探ってきました。
時代のキーワードは「同時多幸家族」

一緒にいながら別々の趣味を楽しむ自由
特別取材会では、(写真右から)2児の母でもあるタレントの鈴木あきえさん、教育玩具の輸入・開発会社ボーネルンド副社長の中西みのりさん、新型ステップ ワゴンのインテリアデザイン開発を担当した本田技術研究所の矢口史浩さん、同じくエクステリアデザイン開発を担当したホンダアクセスの大西優一さんの4名による、トークセッションが行われました。
ミニバンはいまや子育て家族の必須アイテム。しかし、子育て中の家族が求めるものは、今と昔では大きく変わってきているそうです。
「かつては『こどもといっしょにどこいこう』がステップ ワゴンのキャッチフレーズでした。この言葉が表すように、90年代の価値観は『家族みんなで同じことをするのが幸せ』だったと思います。でも、近年は違います。家族が一緒にいても、それぞれが違うことをして、違う時間を楽しむ。そこに幸せを感じる。こうした『同時多幸家族』こそが、新しい家族の形ではないかと思うんです。さらに、ときには父、母、子どもといった役割を忘れ、ひとりの時間を楽しむ自由も必要になってきています」
そう語るのは、本田技術研究所の矢口さん。
この言葉には、鈴木あきえさんも納得顔です。
「そういえば、昔はリビングで家族一緒に同じテレビ番組を見ていましたよね。でも最近は、家族がリビングに集まっても、ひとりはテレビを見る、もうひとりはヨガをする、別の誰かは携帯で動画を見る、というのが普通になりました。『家族が一緒に過ごすことは大切』という基本的な価値観は変わらなくても、『一緒』の中身は時代に合わせて変化していくのでしょう」

矢口さんは、この「家族が集うリビング」を意識してインテリアを考えたと言います。
「旅行して家に帰るとほっとするじゃないですか。新型ステップ ワゴンのインテリアも、あの安心感を目指しました。車内の広さ、インテリアの素材、色、見え方、すべてでリビングの落ち着ける感じを再現したいと考えたんです。車もリビングも『家族が集まる場所』という点は一緒ですから。そして、たまには部屋の模様替えをして気分を変えるように、自由なシートアレンジで、各自にとって居心地のいい空間を作れるよう工夫もしています」
子どもと家族には守られる安心感も必要

ホンダアクセスの大西さんは、エクステリアでも安心感を追求したそうです。
「新型ステップ ワゴンは、安心感のある形で車内空間を包んでいます。ハリのある面で囲まれた箱のような、カタマリ感のあるボディなので、乗る人が『しっかり守られている』『この車は頼りになる』と実感できると思います。さらに、ふたつあるモデルのうち、『エアー』(写真左)は乗っている家族を楽しそうに、『スパーダ』(写真右)はスマートに見えるように意識しています」
それを聞いたボーネルンドの中西さんが、自分の経験を語りました。
「私は産後、産院から車を運転して帰るときに、生まれたばかりのわが子を乗せていることに緊張して、運転に恐怖さえ感じました。ですから、運転する人の気持ちにも配慮するデザインって本当に大事だと思います。当社のおもちゃもそうですが、私はデザインというのは何らかの問題を解決するためにあると考えています。子どもの環境や安全は、親や周りの大人が整えてあげるべきものではないでしょうか」
初代ステップ ワゴンも懐かしグッズとともに展示

会場には、初代ステップ ワゴンも展示。車内には、当時のお出かけシーンが再現されています。ステップ ワゴンが生まれたのは、1996年。同じ年にうまれた「たまごっち」や、当時大流行していた「G-SHOCK」、レンズ付きフィルム、そして縦長の携帯電話、といった懐かしいグッズを目にすると、自分の子ども時代を思い出す方も多いのではないでしょうか。当時、車の後部座席ではしゃいでいた自分が、家族を持ち、今は運転手としてハンドルを握り、進化したステップ ワゴンでお出かけできるようになった。思わず笑顔が浮かんだあと、感慨深い思いがじわじわとわいてくる、ユニークな展示となっています。
新型ステップ ワゴンは家族にうれしい機能が満載

トークセッションで語られたキーワードは、実際の新型ステップ ワゴン(写真左。右は初代)にどのように反映されているのでしょうか。子育て世代にうれしい新型ステップ ワゴンの機能をみてみましょう。
居場所が選べる多彩なシートアレンジ
2列目シートは、レバーひとつで前後だけでなく左右にも移動できます。2列目にチャイルドシートを乗せて、前方中央にスライドさせれば、運転席から子どもにラクラク手が届くのです。シートを互い違いにレイアウトすれば、ひとりひとり独立した空間になりますし、3列目を床下に収納し、車の後部を「車内テレワーク空間」にすることも可能です。

リビングの安心感&気分が上がる上質感
新型ステップ ワゴンのモデルは2種類。「ステップ ワゴン エアー」は、リビングルームにいるようなリラックス感を目指しています。インテリアは暮らしになじむ温かみのあるカラーで統一され、シートはソファのように大きくして厚みをもたせました。「ステップ ワゴン スパーダ」のインテリアは、気持ちが高揚するスタイリッシュなダークトーンカラー。車内は上質感に満ちています。
車酔いを低減する新しい設計

家族に車に酔いやすい人がいると、車で出かけるのを敬遠したくなるもの。ホンダ社内の研究チームによって、車に乗っている人は、前が見えないと横にある窓のほうを向くため、姿勢が崩れ、頭を支えられずに酔いやすくなることがわかりました。そのため、新型ステップ ワゴンでは、シートの背中部分やヘッドレストの形を工夫し、2列目、3列目と後方のシートになるほど座ったときの位置が高くなるよう設計されています。細かい部分も含め、こうした車酔いを低減させる工夫がいくつもなされているのです。
子育て家族が求める「安心」と「自由」をカタチにした、新型ステップ ワゴン。この車はきっと、家族という主人公を支え、その幸せをアシストしてくれる、スペシャルサポーターになってくれるのではないでしょうか。
現在、新型ステップ ワゴンの特別展示を開催中。初代から新型ステップ ワゴンまでの歴史を紡ぐ「すごろく」なども用意されているので、ぜひ、ご家族で出かけてみてください。
新型ステップ ワゴン特別展示
期間:~4/15(金)
時間:10:00~18:00
場所:Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区南青山2-1-1)
入場料:無料
問い合わせ:03-3423-4118
取材・文=春日あずさ
Information
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