「頭悪すぎてチャンス活かせなかった」アラサー主婦の東大受験の合否は⁉【ただの主婦が東大目指してみた】（61）

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東大大学院受験の最終面接の日の夜。

ちゃーくん（夫）が仕事から帰ってきてすぐ、今日のことを報告した。

ただっち「研究はネタ作りですかって聞かれて」

「緻密なネタ作りって答えたら笑われて……」

「貧乏ゆすりが激しくて……」

今日あった辛かったことを、まるまるちゃーくんに伝えた。

戦い疲れて心がボロボロだから、おねがい。

今日は優しく慰めて。

……

ちゃーくん「……だから」

えっ。

えっ？

＊入試前日編参照
↓

図星中の図星です（笑

まさかまさかの、ど正論おこ……？

うそぉ……

意味わからなすぎて、悲しみもぶっ飛んでったよ。

だけど、本気で怒ってくれるくらい私の東大受験のことを真剣に考えてくれてたんだと思うと、ちょっとうれしかった。

そのあと、ちゃーくんはこんなことを言ってくれた。

旅行の本も買ってきてくれました。

旅行……子ども……

そうだ。私の夢は研究者になることだけじゃないんだ。

叶わない夢があったとしても、楽しみでワクワクする未来は無限に作ることができる。

大好きなちゃーくんと、これからもずっと一緒に暮らしていけるんだし。

だから何かがダメだったとしても、落ち込むことなんてないんだ。

……

そして数日が経ち、合格発表の日が来た。

ネットの合格発表が怖くて見れなくて、東大まで見に来てしまった。

普通に落ちてるだろうなって気持ちが95%。

筆記試験のおかげで受かってるかもしれないって気持ちが5%。

すでに合格者の番号が張り出しされている時間だ。


さぁ、結果を見に行こうか。