介護のプロが伝えたい!介護前にしておきたい「心構え」と「聞いておくこと」
1.要介護になっても仕事を続けることを考える
大前提は、「大事な親でも子どもだけの介護は無理」ということ。原則、仕事は辞めずにサービスを使った介護を考えましょう。仕事を辞めると経済的に厳しくなります。自分も将来老後を迎えることを忘れないで。
2.遠距離でも介護が可能か考える

介護が必要になったら、介護保険の申請をし、地域包括支援センターなどで介護サービスの相談をします。介護サービスを利用しつつ、自宅で親が暮らせる体制を整えることが、遠距離介護における自分の役割だと考えて。
3.2 ができないときは施設介護を考える

介護サービスを利用しても自宅で過ごせなくなった場合は、高齢者施設への入居を検討しましょう。その際は、親の資産や年金の範囲で入れる施設を選ぶこと。子ども世代は自分の老後を考えると、ここでお金を使えません。
介護前にできると◎のチェック項目
病気や要介護になってからはなかなか聞きにくいこと、決めにくいことは、親が元気なうちに聞いておくと、いざというとき役立ちます。
親の経済状況の把握
介護サービスの利用や、高齢者施設への入居にはお金がかかります。適切に選ぶには、親がどのくらいお金を出せるのか知っておく必要があります。年金額と預貯金の額くらいは聞いておけると◎。
どこでどう介護されたいか確認
親自身が、どこでどんな介護を受けたいのかを聞いておきましょう。必ずしも希望どおりにはならないかもしれませんが、聞いておけば、いざというとき迷わずにすむことが増えるはずです。
公的なお金の制度を知っておく
要介護度に応じてサービスが受けられる介護保険や、一定額以上の医療費が戻ってくる高額療養費制度など、高齢期の助けになるお金の制度を知っておくと、あまり不安にならずにすみます。
【介護にかかるお金やサービスのことが分かる】
太田差惠子さんと安藤なつさん(メイプル超合金)の共著『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(小社刊)は、介護保険や離れて暮らす親をサポートする体制づくりなどについて書かれています。
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実際に親の介護が始まると、冷静でいられず視野が狭くなりがち。たくさんの介護に携わってきたプロが実感したことだからこそ、しっかり準備しておきたいものです。
イラスト/松元まり子 取材・文/生島典子
【レタスクラブ編集部】
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