試行錯誤と失敗の連続…!シンプルライフ研究家がベストなカーテンにたどり着くまで

わが家のカーテンは家じゅう丸ごと「白い麻のシーツ」。これ、洗濯がラクですごく快適でおすすめなのですが、ここに至るまでには試行錯誤がありました。
具体的に実際に試したものは、
①市販のカーテン
②ロールスクリーン
③横型ブラインド
④縦型ブラインド
の4つ。5つ目がわが家の正解「白い麻のシーツ」です。
15年前に結婚したときは、新たな暮らしを始めるに当たり「引っ越しをしたらまずはカーテンを買い、窓にぴしっとつるそう! それが大人の証し」くらいに思っていました。なんでそう思ったのかは忘れましたが、当時の私は当たり前のようにカーテンを買い、つるしたのです。何度か洗濯機で洗濯することがあったのですが、それがもうすごく面倒で……。まずはカーテンレールからカーテンを外し、フックを外し、洗濯後は乾かし、カーテンにフックを取りつけカーテンレールにかけるという、複数の作業の繰り返し。これはもう私にとって、苦行でしかありませんでした。数回は我慢してカーテンを洗いましたがついにギブアップ。こうなったらカーテンはあきらめ、お手入れが簡単そうなロールスクリーンにかえることに。でもなんだかしっくりこず……。

そんな紆余曲折の中、別の家に引っ越すことに。新しい家でのカーテンの選択肢は通常のいわゆる「カーテン」でもなく、「ロールスクリーン」でもない。と次に選んだのは横型のウッドブラインド。光の調整がしやすく、その点はにおいては満足でしたが、使ってみると割と頻繁にお掃除をする必要があることに気づきました。しかも私が選んだウッドブラインドは濃い茶色だったので、ホコリが目立つんですよね。「ああ、選ぶなら明るめの木の色にすればよかった」と後悔。ブラインド掃除のために「掃除用マイクロファイバー手袋」や「3列一気にホコリが取れるブラシ」みたいなものを買ったりもしましたが、道具が増えるばかり。高頻度で掃除をするとなるとそれなりに時間もとられてしまいます。面倒くさがりな私には横型ブラインドも向かないことがわかりました。

次の引っ越し先のカーテンは、元からリビングに備えつけられていた白い「縦型ブラインド」。これが超優秀! ホコリは全然たまらず、今までの「窓にぶら下げるもの」の中ではこれがベストでした。この「縦型ブラインド」のついた家には5年暮らしましたが、リビングのブラインド掃除の回数はゼロ。掃除しないですむ「縦型ブラインド」ってなんてすばらしいんだろうと感動したものです。ただし、問題はコスト。この家はたまたま備えつけられていたのでよかったけれど、「縦型ブラインド」を設置しようとすると工事が必要で、取りつけコストもそれなりにかかります。「持ち家に設置する」とか「ここに永住する」と決めているなら工事をしてでも縦型ブラインドにするメリットはあると思いますが、わが家のように今後引っ越す可能性があるならベストな選択ではありません。
そんないろいろを経て、私の長年にわたる「窓にぶら下げるもの」を探す旅のゴールは白い麻のシーツカーテン。さまざまな形状や素材のものを試しましたが、結局たどり着いたのはシンプルなシーツでした。シーツは元々長方形のものも多く、同じく長方形の窓枠と相性がよいのです。縦横を適当に折れば、いかようにもサイズ変更できます。しかも通常のカーテンに比べ低コスト。わが家は今のところ、白い麻のシーツカーテン一択です。
シンプルライフ研究家 マキ

不要なものは持たない「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をする。雑誌やテレビなどで発信や講演活動も行なう。著書は『なくす家事』(小社刊)はじめ13冊。夫と中学生、小学生の女の子の4人家族。オンラインサロン「シンプルライフ研究会」主宰。
撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子 デザイン/河村かおり(yd)
文=レタスクラブ編集部
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