1分でも2分でも来るのが大事!保健室登校が目指しているものとは/娘が学校に行きません(22)

朝起きて1分でも2分でもここに来る それが大事なんです

「今日だけでいいから学校休ませて」がスタートだった。まさかうちの娘が学校に行けなくなるなんて!
『娘が学校に行きません 親子で迷った198日間』22話【全23話】


文部科学省が2021年10月に発表した「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、2020年度、小中学校における長期欠席者の数は28万7747人、そのうち不登校の児童生徒数は19万6127人に及び、8年連続で増えているのだそう。

数々の人気コミックエッセイを手掛ける漫画家・野原広子さんの娘・トモちゃんも不登校になった児童の一人。小学5年生のある朝「今日だけでいいから学校休ませて」と言い出します。野原さんが「今日だけだよ」と許可したところ、そこから学校の話をすると喘息や発熱するようになり、学校に行けず不登校状態になってしまいました。叱咤も励ましもトモちゃんには効かず、どうしたらいいのか悩む野原さん。暗く深い迷路に迷い込んでしまった気分だったそうです。

一時は「学校を辞める」と退学宣言までしたトモちゃんでしたが、保健室の先生からの声かけをきっかけに、夏休み明けの新学期から保健室登校をすることになりました。最初はすぐに通常登校ができるようになると考えていた野原さんでしたが、事態がそんなに甘くはないこと、焦りは禁物であることを痛感し、保健室登校を続けるトモちゃんをサポートする日々です。そんな中、少しの時間しかいない保健室登校に意味があるのか疑問に思うトモちゃん。保健室の先生がなんと答えるのか見てみましょう。

※本記事は野原広子著の書籍『娘が学校に行きません 親子で迷った198日間』から一部抜粋・編集しました。

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