絶対に粒の数が偶数になる!?トウモロコシの謎を紐解く/人類なら知っておきたい 地球の雑学(126)

あらためて考えると、この地球(ほし)にまつわるさまざまなことは「知っているようで知らない」ことが多いのではないでしょうか…。
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をお届けします。
思わず誰かに話したくなる理系ウンチクは、職場や家庭での日々の雑談に役立つかもしれません!
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
絶対に粒の数が偶数になるトウモロコシの謎
トウモロコシが日本に伝わったのは16世紀のことで、ポルトガル人によって長崎に持ち込まれた。その姿が、すでに中国より伝わっていた「モロコシ」という植物によく似ていたことから、「舶来」という意味を持つ「唐」の文字を冠して、「トウモロコシ」と呼ばれるようになった。
トウモロコシは、てっぺんから生えているヒゲと同じだけ粒があり、必ず偶数個の実をつけることが決まっている。その理由は、トウモロコシが実をつける過程にある。
トウモロコシは雄花と雌花が別々の雌雄異花の植物で、茎のてっぺんにあるのが雄花、中間の葉のつけ根部分にできるのが雌花だ。雄花から出た花粉は風に乗って飛び、雌花のメシベから伸びるヒゲ、専門用語でいう「絹糸」と呼ばれる部分につくことで受粉し、その根元に実を結ぶ。いうなればトウモロコシは、数百もの雌花が成長してできたものなのだが、このとき1本の絹糸に1粒ずつ実が結ばれる。そのため、トウモロコシの粒はヒゲの数と同じ数になるのだ。
さらに、雄花のかたまりは「雄穂」、雌花のかたまりは「雌穂」と呼ばれるが、雌穂の部分には、二つの花が1組となってつくのが原則だ。これはトウモロコシの成長過程で、雌穂の中にあって粒の核となる小穂が必ず二つに分裂するため。つまり、どんな数字でもそこに2をかけた場合、必ず偶数になるということで、トウモロコシの粒も必ず偶数になるのだ。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
Information
おすすめ読みもの(PR)
プレゼント応募
「本坊酒造「桜島 年号焼酎 2025 年」」
旬を味わう♪ 2025年収穫の新鮮なさつま芋で造られた秋季限定新酒
メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く!
新規会員登録する
読みものランキング
-
1位友人と一緒に住む独身女性。見切り品を見て思うのは「自分に重なって見える」/Untitled Flowers ~卵を産まないわたしたち~(1)
-
2位【最新】で、結局Amazonブラックフライデー2025はいつ?日用品や家電の神商品&攻略法まとめ
-
3位結婚も出産もしていない、だから何? ひどい言葉をぶつける親戚の女性へ向ける思いは/Untitled Flowers ~卵を産まないわたしたち~(5)
-
4位「お姉ちゃんなんだから」なんでいっつも損ばかり。妹のことが小さいときから大嫌いでした/世界で一番嫌いな女(1)
-
5位不釣り合いなんて他人が決めることじゃない。学生時代の白川さんに届いたラブレター/メンタル強め美女白川さん1(13)
読みものランキングをもっと見る
レシピランキング
レシピランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細

