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【吾輩は猫であるというねこ】「名前はまだない」と言い張るねこへ、ご主人が一言/ねこむかしばなし(21)

みんなが知ってる古今東西の昔話に、ねこが登場したらどうなる!?
赤ずきんちゃん、シンデレラ、一休さん、浦島太郎など、言わずと知れた有名な昔話も、ねこが加わっただけでひと味違った展開に。原作では悲劇でも、ねこが登場するだけでゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿には、「ねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!
作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできます。ねこが加わる新たな展開の物語、ぜひお楽しみください。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
◆吾輩は猫であるというねこ

◆元となったむかしばなし
吾輩は猫である
あるところに名前のない飼いねこがいました。その飼いねこは自分のことを吾輩と呼んでいます。
吾輩は失恋をきっかけに哲学するようになりました。足が4本もあるのに2本しか使わない贅沢さ、誰のものでもない地球を分割して領土を主張するおかしさなど、人間を観察しては不思議に思っていました。
ある日、飼い主の教え子が結婚することとなり、自宅で内祝いが開かれます。その席で吾輩は、どうせ死ぬことが決まっているならば自殺も賢い選択かもしれないと悟りに浸り、ビールを舐めました。
酔っ払った吾輩はそのまま水瓶に落ちてしまうのですが、助からないと悟ると抵抗をやめて死を受け止め、沈んでいったのでした。
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