どんな名前をつける? 個性豊かな形の雲にニックネームをつけてみよう/雲の超図鑑 すごすぎる天気の図鑑(1)

「すごすぎる天気の図鑑」シリーズでおなじみ! 映画『天気の子』の気象監修者としても有名な荒木健太郎さんが教えてくれるのは、数ある気象現象のなかでも観察しやすく、いつも違う姿を見せてくれる「雲」のお話。
ふとした瞬間に空を見上げるのが楽しくなる、雲にまつわるとっておきのネタをお届けします!
※本記事は荒木健太郎著の書籍『雲の超図鑑 すごすぎる天気の図鑑』から一部抜粋・編集しました。
雲にお似合いのニックネームをつけてみよう
雲たちはいろいろなかたちに見えることがありますね。そんな雲たちにはぜひニックネームをつけてあげましょう。
雲の姿を見て、本来そこに存在しないにもかかわらず、犬や鳥など私たちが知っているものを思い浮かべてしまう現象を、パレイドリア現象といいます。これは心理現象のひとつで、ギリシャ語で「間違って見えるもの」という意味です。パレイドリア現象には、一度認識してしまったら以前の心理状態には戻れないという特徴があります。たしかに、一度何かに見えてしまうと、もうそれにしか見えなくなってしまうことがありますよね。
雲は上空の空気の流れや、気温や湿度などの気象状況によって姿を変化させます。空の状況はつねに変わるため、目の前にある雲はいまそのときにしか出会えない雲なのです。十種雲形にも分類できますが、正式名でなくても名前をつけるのは自由です。ぜひ家族や友達と一緒に雲が何に見え、どんな名前がいいか話してみましょう。

まるで鳥の羽根のような雲。正式な分類は肋骨巻雲。海藻にも見えるかも?

白鳥っぽく見えた雲。積雲が消えかけているときなどに見られる馬蹄雲。

羽根の生えた亀の雲……?

筆者はカバの頭をウサギがなでているように見えたので「よしよし雲」と名づけました。みなさんはどんな名前をつけますか?

雲の豆知識
イタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチは、「パレイドリア現象は画家が持つひとつの道具だ」という言葉を残しています。創作活動において、山や川、木などの素材を納得のいくかたちに表現できるのだとか。
著=荒木健太郎/『雲の超図鑑 すごすぎる天気の図鑑』
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