ハヤシさんが作ったライスだから?「ハヤシライス」のルーツとは/子どもに話したい雑学(22)

「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」
そんな時に役立つ、子どもをもつ親たちにぜひ知っておいてほしい教養系雑学をご紹介します。子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう“おもしろ知識”や“生活の知恵”。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!
※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
ハヤシライスはハヤシさんの作ったライス!?
たっぷりの牛肉に玉ねぎ。褐色のソースに香ばしい匂いが食欲をそそる洋食の定番、ハヤシライス。その名の由来にはさまざまな説がある。
よく耳にするのは、「ハッシュド・ビーフ・ウィズ・ライス」が短くなったという説だ。
ハッシュド・ビーフとは牛肉の煮込み料理。
英語で細切れ肉のことを「ハッシュ」と呼び、転じて肉とタマネギ、ニンジンの煮込みもハッシュというようになった。そのハッシュがなまって「ハヤシ」になったという。また、早くできあがることから「早いライス」と呼ばれ、それがなまったという説もある。
人名に由来するユニークな説もある。主人公は洋書販売で有名な書店「丸善」の創始者、早矢仕有的(はやしゆうてき)(1837〜1901)。医師だった有的は、患者に栄養のある食事として牛肉と野菜のごった煮をかけたご飯を勧めていた。
この料理が「ハヤシ先生の料理」として人気となり、ハヤシライスのルーツとなったという。また、有的自身牛肉が好物で、友人をもてなす時に作っていた料理がルーツという説もある。
ハヤシライスを開発したのがほんとうに有的なら、日本の食文化に大きな足跡を残した彼の功績を、大いに称えるべきだろう。
監修=多湖 輝『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)
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