現役で働いている人は約45%!「おひとりさま老後」が怖くなくなる5つの心構え
平均寿命が長くなり、夫に先立たれた妻が「おひとりさま老後」になる可能性が増えてきました。そうなったら、どうしたらいいの? の不安を解消してくれる5つの心構えを、充実したシングルライフを送る生活研究家・阿部綾子さんに教えてもらいました!
【おひとりさま老後が怖くなくなる5つの心構え】
●その1「60歳から悠々自適」はもう過去のもの
定年退職して悠々自適の年金生活ができたのは、ずっと前の世代まで。これから年金は減る一方だろうし、受給開始年齢もさらに引き上げられる可能性大。年金だけで生活するのは無理だから、老後資金の準備に加え、老後も少しは働いて収入を得られれば安心です。
●その2 続けるために、納得して楽しく働ける職場を探す
いくらお金が稼げても、モラルの低い会社や納得できない仕事でつらい思いをするのは自分。「時間や勤務内容、場所など、何を優先したいか」を考えて、諦めずに自分に合った仕事を探しましょう。無理せず働ける仕事を選べば長く続けられます。
●その3 仕事探しは当たって砕ければよし
ハローワークや新聞の求人広告など、情報はたくさんあります。よさそうだと思ったら、その職場にまず連絡を。実際に行けば雰囲気も分かるし、条件を交渉できるかもしれません。たとえダメでも勉強になったと思って次を当たればよし。悩むより行動するのが勝ち。
●その4 暮らしも仕事も見えを張らずにマイペースで
「カッコ悪い仕事はイヤ」と見えを張って、就職のハードルを自分で上げてはダメ。お金の使い方も、もし「食」を優先するなら「衣」「住」は節約する、とメリハリをつけること。人にどう見られても気にせずマイペースを貫けば、生活はずっと楽になります。
●その5 働かないなら今の生活のダウンサイジングを
これから働こうかどうか迷っている人は、「なぜ働くのか」を考えてみましょう。もし働かなくても生活できるのなら、自分の価値観で判断して「働かない」という選択もあります。ただし、生活をダウンサイジングして、老後資金の準備を進めることは不可欠です。
【年金をもらいながら働く人、増えています!】
シニア女性向け定期購読誌『毎日が発見』(発行:株式会社毎日が発見)の読者モニターアンケートでは、現役で働いている人が 44.8%、「機会があったら働きたい」人は20.8%。回答した183人の7割以上が 60代の女性で、年金を受け取っている世代でも働く意欲が高いことが分かります。また、現役で働く人のほとんどが「楽しい、充実感がある」「感謝してもらえることに満足」など、前向きな気持ちで働いています。
※50代~80代の『毎日が発見』読者女性183名の回答(2015年11月調べ)
先に待ち受ける“漠然とした不安”も、ひと足先に解消した先輩たちの体験を参考にすることで、解決法は見つかるはず! 今から「おひとりさま老後」に備えて、自分はどう暮らしたいか、を考えておきましょう。
Information
教えてくれたのは:阿部綾子さん
1945年生まれ。生活研究家。掃除、収納から環境問題まで幅広く情報を発信。百貨店の消費者相談室に約30年勤務した後、薬局に転職。近著は『65歳で月収4万円。年金をもらいながらちょこっと稼ぐコツ』(小社刊)。
撮影=木村文平 編集協力=有山典子
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